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公開日:2021/02/18
最終更新日:2021/02/18

直近5年で7倍の増加傾向の梅毒!梅毒の感染後から症状が現れる時期とその治療法とは

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梅毒と聞くと、昔流行った病気と思われている方が多いのかもしれませんが、最近は男女ともに急増している恐ろしい病気なのです。

今回は「梅毒について」と「なぜまた感染が広まっていっているのか」についてお話をしていきたいと思います。

さまざまな性感染症がある中でも絶滅危惧種と言われていた「梅毒」患者は、2013年頃から急増しています。

2012年では875人でしたが、2013年は1228人・2014年は1661人・2015年は2690人・2016年は4575人・2017年は5820人と、年々増加傾向にあります。

男性は20~50代と幅広く、女性は20代が多いのですが、感染者の中には未成年や高齢者の報告も挙げられているのです。

若い女性の感染者が増加したことによって、すでに先天梅毒の報告数も増えてきています。

現時点では直接の原因は不明ですが、インターネットやSNSの影響で出会いの機会がぐんと広がったことも原因の一つかもしれません。

男女が複数の相手と性交渉を行うと感染のリスクは上がります。

梅毒は梅毒トレポネーマという病原体に感染することで症状が現れる性感染症です。血液検査で感染の有無を調べることができます。

どんな症状

早期梅毒第1期(感染から1ヵ月前後)

陰部周辺や口の周りの皮膚に硬結ができます。硬結は軟骨ぐらいの柔らかさです。

そして、中心がえぐれるような硬性下疳[こうせいげかん]が現れます。

早期梅毒第2期(感染から1ヵ月~3ヵ月)

丘疹(きゅうしん)・乾癬(かんせん)・扁平コンジロ-マ(肛門、外陰部などにできる扁平隆起病変)・バラ疹(体幹を中心に顔面や四肢に淡紅の湿疹が出現)などの症状が現れますが、自然に症状が消失することもあります。

後期梅毒第3期 4期(感染から1年~3年以降)

心血管症状・臓器病変・進行麻痺・ゴム腫などの症状が現れます。

梅毒は、臓器を侵す症状がある病気です。

心臓に負担がかかって心不全になったり、「脊髄ろう」という神経系に問題が出て運動失調・知覚麻痺が起きてしまい、最終的には生死にも大きく関わる病気なのです。

梅毒は、初期には全く自覚症状のないことが想像以上に多く、自然に良くなってしまうため、見逃されてしまう可能性があります。

治療は?

梅毒の治療はペニシリン系の抗菌薬を1ヵ月から3ヵ月ほど服用します。

また、完全に治癒していても、再び感染することもあります。

予防は、コンドームをつけることが前提です。

また、素性のわからない人と性交渉をしたら、定期的に検診に行く意識を持つことが大事です。