2型糖尿病を患う更年期女性の腟生理学における変化(原題:Changes in Vaginal Physiology of Menopausal Women with Type 2 Diabetes)
The Journal of Sexual Medicine、第12巻、第6号、2015年6月、1346~1355ページ、
発行日:2015年6月1日
https://academic.oup.com/jsm/article-abstract/12/6/1346/6980192?redirectedFrom=fulltext
主要評価項目
腟の血管新生、性ステロイド受容体、eNOS、nNOS、AQP2の発現の変化。
The Journal of Sexual Medicine、第12巻、第6号、2015年6月、1346~1355ページ、
発行日:2015年6月1日
https://academic.oup.com/jsm/article-abstract/12/6/1346/6980192?redirectedFrom=fulltext
はじめに
2型糖尿病などの代謝性疾患は、女性性機能障害(FSD)発症リスクの増加と関連している。実験的研究では、糖尿病女性におけるFSD発症の要因として、腟レベルでの血管、神経、ホルモン反応性の変化が提案されているが、ヒトに関する決定的なデータはまだ不足している。目的
本研究では、糖尿病を患う女性における腟レベルでの血管新生、性ステロイド受容体、一酸化窒素合成酵素、アクアポリン-2(AQP2)の発現の変化を評価することを目的とした。方法
閉経後女性21名から腟生検を採取し、そのうち10名は2型糖尿病と診断されていた。 CD31、エストロゲン受容体α(ERα)、アンドロゲン受容体(AR)の発現と局在は免疫染色により分析した。 また、腟サンプルにおいて、内皮型(eNOS)および神経型(nNOS)一酸化窒素合成酵素アイソフォームとAQP2の発現も評価した。主要評価項目
腟の血管新生、性ステロイド受容体、eNOS、nNOS、AQP2の発現の変化。