皆さんこんにちは。お元気でお過ごしでしょうか。
フェムゾーン、女性器って年齢によって変化するってご存じでしたでしょうか。
また年代に応じてお手入れも違ってくるんですよ。
今回は年齢別のフェムゾーンとそのお手入れ法の変化についてお話しますね。

女性器は年齢とともに少しずつ変化します。
20代〜30代では弾力があり潤いがある状態が維持されますが、40代以降はエストロゲンの減少で乾燥が進み、粘膜が薄くなりやすくなります。50代以降では腟や外陰部の粘膜の乾燥がさらに進み、委縮が悪化する可能性もあるため、乾燥や炎症の予防が重要です。
ただ、一概には言えず、中には体形がふっくらしている女性は女性ホルモンの原料であるコレステロールが十分であることが多いため、性器が萎縮しにくいとされています。また、日常的にトレーニングなどで鍛えている人はテストステロンが分泌されているため、閉経後の萎縮を緩やかにすることがあります。

一般的に30代までの女性の3分の2ほどが膀胱側に腟の入口がある「上付き」と言われています。
年を重ね、お尻の筋肉が衰えると、腟壁が他の臓器に圧迫されて腟の入口が下がり、「下付き」に変わることがあります。多くは40代、特に出産経験のある女性で増える印象があります。閉経後は、女性ホルモンが減少することで腟が狭くなり、再び「上付き」になっていくことがあります。

フェムゾーン、女性器って年齢によって変化するってご存じでしたでしょうか。
また年代に応じてお手入れも違ってくるんですよ。
今回は年齢別のフェムゾーンとそのお手入れ法の変化についてお話しますね。
Contents
年齢ごとのフェムゾーンの特徴とケア方法
10代
- 特徴:10代は初潮から生理が安定するまで、ホルモンバランスが変動しやすい時期です。また、皮膚や粘膜が非常に敏感で、肌荒れやデリケートゾーンのかゆみなどが出やすい場合があります。
- ケア方法:ナチュラルで刺激の少ない製品を使い、入浴時にぬるま湯で丁寧に洗浄するのが基本です。皮膚科や婦人科の相談も定期的に行うことが推奨されます。
20代
- 特徴:ホルモンバランスが安定し、女性器の潤いも十分です。この時期は新陳代謝が活発で、肌にハリがあります。そのため、健康的な人は、腟内の乳酸菌から出る甘酸っぱいヨーグルトのような匂いがします。
- ケア方法:通常のケアに加え、生理前後のホルモンバランスに合わせた保湿や、生活習慣の見直しを心がけると良いでしょう。
30代
- 特徴:仕事や生活のストレスが増し、ホルモンバランスが少しずつ変わり始めます。乾燥や敏感肌になることも増えるため、フェムゾーンがかゆみや不快感を感じる場合もあります。匂いは20代の頃に比べ落ち着いてきます。
- ケア方法:保湿ケアを積極的に取り入れ、専用のデリケートゾーン用保湿剤などを使い、皮膚をしっかり保護します。また、ホルモンバランスを整えたり、月経のトラブルを減らすために、ホルモン治療やピルの服用等をするのもよいかと思います。
40代
- 特徴:更年期の前兆が現れることもあり、ホルモンの変化が目立ち始めます。腟の潤いが減り始め、乾燥やデリケートゾーンのかゆみが気になることが起こり始めます。
- ケア方法:保湿ケアに加えて、リラクゼーションも取り入れ、ホルモンバランスを整えるためのストレスに対応するように意識します。40代の後半になったらホルモン補充療法などを始めてホルモンバランスを整えるのもよいと思います。
50代
- 特徴:更年期に入り、エストロゲンの減少により腟の乾燥が進みます。粘膜が薄くなることで、傷つきやすく炎症も起こりやすくなります。
- ケア方法:潤滑剤や保湿剤の使用を習慣にし、フェムゾーンの保湿を欠かさないことが大切です。産婦人科の病気がないかの確認を定期検診で受けることも重要ですし、更年期医療も重要です。自費にはなりますが、腟のレーザー施術やRF,ヒアルロン酸噴霧などの腟デバイス治療でで不快感を解消する方法もあります。
女性器の経年変化についてまとめ

女性器は年齢とともに少しずつ変化します。
20代〜30代では弾力があり潤いがある状態が維持されますが、40代以降はエストロゲンの減少で乾燥が進み、粘膜が薄くなりやすくなります。50代以降では腟や外陰部の粘膜の乾燥がさらに進み、委縮が悪化する可能性もあるため、乾燥や炎症の予防が重要です。
ただ、一概には言えず、中には体形がふっくらしている女性は女性ホルモンの原料であるコレステロールが十分であることが多いため、性器が萎縮しにくいとされています。また、日常的にトレーニングなどで鍛えている人はテストステロンが分泌されているため、閉経後の萎縮を緩やかにすることがあります。
年齢による性器の位置の変化

一般的に30代までの女性の3分の2ほどが膀胱側に腟の入口がある「上付き」と言われています。
年を重ね、お尻の筋肉が衰えると、腟壁が他の臓器に圧迫されて腟の入口が下がり、「下付き」に変わることがあります。多くは40代、特に出産経験のある女性で増える印象があります。閉経後は、女性ホルモンが減少することで腟が狭くなり、再び「上付き」になっていくことがあります。
フェムゾーンのケアのポイント

- 保湿:年齢が進むとともに乾燥が進むため、乾燥しやすい女性は保湿クリームやジェルなどのデリケートゾーン専用の製品でケアを行います。一般的には40代後半から使用することをお勧めしますが、月経量が少なかったり月経周期が長い女性は乾燥しやすいので、若い年代でもご使用することをお勧めします。
- 優しく洗浄:どの年代にも共通です。デリケートゾーンは強く洗いすぎず、優しく洗浄し、洗浄剤も低刺激のものを選ぶことが推奨されます。ウォシュレットの使い過ぎも乾燥の原因になりますのでお勧めしません。
- エクササイズ:いわゆる腟トレといった骨盤底筋のエクササイズ(ケーゲル体操など)を行うことで、腟周辺の筋肉の健康を保つことが勧められます。尿漏れ予防にもなりますので、尿で外陰部が被れたりすることを予防することができます。
- レーザー施術等:外陰部や腟内に照射するレーザーで腟内の細胞を活性化し、腟の若返りが可能になります。現在は、炭酸ガスレーザーや腟ハイフ、高周波、ヒアルロン酸噴霧など、アンチエイジングの腟デバイスがいろいろとありますので、自分の症状に合った施術を受けることがお勧めです。
- ホルモン補充療法(HRT):更年期以降の女性では、医師と相談してホルモン補充療法を検討することも一つの方法です。女性ホルモンを補充すると乾燥が改善して、若い時の潤いが戻ります。