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公開日:2025/04/13
最終更新日:2025/04/13

帝王切開創傷妊娠の管理における高強度焦点式超音波と子宮動脈塞栓術の比較

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帝王切開創傷妊娠の管理における高強度焦点式超音波と子宮動脈塞栓術の比較
帝王切開創傷妊娠の管理における高強度焦点式超音波と子宮動脈塞栓術の比較(原題:A comparison of high-intensity focused ultrasound and uterine artery embolisation for the management of caesarean scar pregnancy)
朱暁剛 1、 鄧新良 1、 ソンシュ・シャオ 1、 ヤジュン・ワン 1、 ミン・シュエ 1
所属PMID: 26644262 DOI: 10.3109/02656736.2015.1104733
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/26644262/

抽象的な

目的:

本研究の目的は、当院で治療した帝王切開瘢痕妊娠(CSP)の患者122名の臨床データを遡及的に分析し、高密度焦点式超音波(HIFU)と子宮動脈塞栓術(UAE)の結果を比較することであった。

材料と方法:

122例のうち、76例がHIFUによる治療後に子宮鏡下吸引掻爬術を受け、46例がUAEによる治療後に子宮鏡下吸引掻爬術を受けた。疼痛スコア、子宮鏡下吸引掻爬術中の術中出血量、腟出血までの時間、β-ヒト絨毛性ゴナドトロピン(β-hCG)の正常値への回復、月経の正常化、入院期間、副作用などを比較した。

結果:

術中出血量、入院期間、β-ヒト絨毛性ゴナドトロピン(β-hCG)正常値への回復時間、月経周期の正常化までの時間において、両群間に統計学的有意差は認められなかった。HIFU群ではUAE群と比較して疼痛スコアが低く、副作用も少なかった。しかし、腟出血の持続時間はHIFU群の方がUAE群よりも長かった。

結論:

本研究の結果に基づき、子宮鏡ガイド下吸引掻爬術とHIFUまたはUAEの併用は、CSP患者の治療において安全かつ効果的であると考えられる。UAEと比較して、CSPに対するHIFU治療は、疼痛スコアが低く、副作用が少ないという利点がある。

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