HIFUまたはGnRH-aによる前処理による直径4cmを超える2型粘膜下筋腫の子宮鏡下筋腫摘出術の結果の比較

HIFUまたはGnRH-aによる前処理による直径4cmを超える2型粘膜下筋腫の子宮鏡下筋腫摘出術の結果の比較（原題：Comparison of outcomes of hysteroscopic myomectomy of type 2 submucous fibroids greater than 4 cm in diameter via pretreatment with HIFU or GnRH-a）
リャオ・ピン 1、 ジン・ジャン 1、 曾宇華 1、 ヤン・チェン 1、 ミンヨン 1、 ダーチェン・クー 1、 周宏貴 1
PMID: 33573453 DOI: 10.1080/02656736.2021.1874546
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33573453/

---

抽象的な

目的:

直径4センチメートルを超える2型粘膜下線維腫に対する子宮鏡下経頸部筋腫切除術(TCRM)の前治療として、高密度焦点式超音波(HIFU)とゴナドトロピン放出アナログ(GnRH-a)の有効性と安全性を比較する。

---

材料と方法：

79名の患者を患者の希望に基づき2つのグループに分け、HIFU群42名、GnRHa群37名を割り付けた。TCRMは、HIFUまたはGnRHaによる3ヶ月間の前治療後に実施された。

---

結果：

HIFUまたはGnRHaで前処理した後、子宮筋腫症状（UFS）スコアとヘモグロビン値（HGB）は改善を示した。筋腫の最大径、筋腫の大きさ、子宮容積は減少した。HIFU前処理後、1例で腟筋腫の完全排出が報告され、4例で部分的な筋腫排出が報告された。GnRHa群では同様の症例は認められなかった。18例がTCRM前の追跡調査から脱落した。HIFU群の31例中、10例で筋腫がタイプ0に、5例でタイプ1にダウングレードされた。GnRHa群の30例中、9例で治療した筋腫がタイプ1にダウングレードされた。HIFU群の平均手術時間と術中出血量は、GnRHa群よりも有意に少なかった。術中合併症の発生率および子宮筋腫の1回切除率には、2群間で有意差は認められなかった（p >.05）。

---

結論:

直径 4 センチメートルを超えるタイプ 2 粘膜下線維腫に対する TCRM の前治療方法としては、HIFU が GnRHa よりも優れているようです。

---