腟の緩みと女性の性機能に関連する因子

腟の緩みと女性の性機能に関連する因子

投稿日：2025年7月27日

腟の緩みと女性の性機能に関連する因子：横断研究（原題：Associated factors of vaginal laxity and female sexual function: a cross-sectional study）
グラウシアミランダヴァレッラペレイラ、PT、MSC 、ルイス・グスタボ・オリベイラ・ブリト、医学博士、博士ニーナ・レジャー医学博士カシア・ラケル・テアティン・ジュリアト、医学博士、博士クローディン・ドモニー医学博士、博士ルーファス・カートライト医学博士
性医学ジャーナル、第21巻、第6号、2024年6月、548～555ページ、https://doi.org/10.1093/jsxmed/qdae042
公開日: 2024年4月13日記事履歴
https://academic.oup.com/jsm/article-abstract/21/6/548/7645313?redirectedFrom=fulltext

Contents

1 背景
2 標的
3 方法
4 成果
5 結果
6 臨床的意義
7 強みと限界
8 結論

背景

腟の緩み（VL）を含む女性の性機能障害（FSD）は、生活の質の低下につながり、パートナーとの関係に影響を及ぼす可能性があります。

標的

私たちの目的は、女性集団における VL と FSD の関連因子と他の骨盤底障害との関係を調査することです。

方法

この横断研究は、2022年7月から12月にかけてチェルシー・アンド・ウェストミンスター病院で実施されました。泌尿器科婦人科クリニックに紹介されたすべての女性が対象となりました。参加者は、社会人口学的および臨床的側面、骨盤臓器脱定量化システム（POMPL）、性機能、腟分泌物（VL）、性行動、性的苦痛、性生活の質、腟症状、骨盤底障害に基づいて評価されました。VLとFSDの関連因子（未調整および調整済み）が分析されました。

成果

主要な結果は、女性集団における VL と FSD の関連因子の特定であり、副次的な結果は、VL と骨盤臓器脱 (POP) と質問票スコアとの関連性でした。

結果

参加者（N = 300）のうち、腟分娩、多産、会陰裂傷、閉経、およびゲルホルモンは、VLを報告した患者において有意に多かった（すべてP < .05）。初産および多産は、未産と比較すると、それぞれ約4倍および約12倍VLのオッズを上昇させた（未調整オッズ比[OR] 4.26 [95% CI 2.05-8.85]、OR 12.77 [95% CI 6.53-24.96]）。閉経および会陰裂傷は、それぞれ4倍および6倍VLのオッズを上昇させた（未調整オッズ比4.65 [95% CI 2.73-7.93]、OR 6.13 [95% CI 3.58-10.49]）。多変量解析では、閉経、初産、多産、POP は依然として VL と関連していました。