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公開日:2021/03/16
最終更新日:2021/05/23

腟ハイフが効果を発揮する4つの症状とは?尿失禁や便失禁における実績も紹介

投稿日:2021年3月16日 更新日:

腟ハイフが効果を発揮する4つの症状とは?尿失禁や便失禁における実績も紹介

年齢を重ねたことや出産により、人知れずデリケートゾーンに関するお悩みを抱えている方は多いものの、外科的手術をすることに抵抗のある方へおすすめできる、短い施術時間でメスを使用せず簡単にお悩みを改善できる施術があるのをご存知ですか?

デリケートゾーンに関するお悩みは人には見えにくいため、気がつかないこともありますが、放っておくと生活の質を下げてしまうこともあります。

腟ハイフは、ハイフのシステムを応用したデリケートゾーン専用医療機器を使用した施術です。腟の引き締めを行うことで、さまざまなデリケートゾーンのお悩みに効果を発揮します。

HIFU治療イメージ

ハイフ(HIFU)とはIntensity Focused Ultrasoundの略称で、日本語でいうと高密度焦点式超音波のことです。近年、美容皮膚科などで顔のリフトアップや痩身によく使用されているので、ハイフという言葉自体は耳にしたことがあるという方もおられるのではないでしょうか。

本記事では、腟ハイフの施術方法及び代表的な機器と、腟ハイフと他のレーザー治療機器との違い、腟ハイフが効く骨盤底筋群の解説、腟ハイフが効果を発揮する4つの症状、および尿失禁や便失禁におけるハイフの実績などをご紹介します。

 

腟ハイフの施術方法

専用のゼリーを塗ったハンドピースを腟内に挿入し、腟壁にHIFUエネルギー(超音波)を照射します。

痛みは一般的には軽い痛みだけで、軽く押されるような感覚があり、ヒリヒリ感や温かみを感じる程度です(個人差があります)。

  • シャワーは施術当日から可(サウナや、公共の場での入浴は1週間程控えてください)
  • 自転車や、バイクの運転は数日間控えてください。
  • 施術後3日間は性交渉や、タンポンなどの挿入は控えてください。

腟ハイフ施術を受けられない人

  • 生理中の方
  • 妊娠している方または妊娠の可能性のある方 ※出産後は約6カ月過ぎてから受けることをおすすめしています。
  • 施術箇所に金の糸などの金属、シリコン、ヒアルロン酸、子宮内避妊用具などを埋め込まれている方
  • 長期でステロイド治療をされている方
  • 骨盤内感染や腟内に出血のある方
  • 腟炎の症状が重症の方
  • 治療部位にびらん、傷、未治療の皮膚炎、性器ヘルペスがある方
  • 子宮関連の病気を持っている方
  • 婦人科検診で異常を指摘された方

腟ハイフに使用する機器

ハイフは、超音波を狙った焦点に高密度で照射することで、60〜70度の熱を発生させます。

そのエネルギーを患部に加えることで、約3週間~1年にわたり熱で縮んだコラーゲンを治そうとする働きが起こります

その結果、大量のコラーゲンが産生され、腟粘膜がふかふかの状態となり、腟を引き締め、ゆるみを改善します。

また、ハイフエネルギーは膀胱周辺の筋肉も同時に引き締めるため、骨盤臓器が下降しなくなり、腹圧性尿失禁などの症状も改善できます。

hifuが届く深さ

腟ハイフは、皮膚や粘膜へのダメージを最小限に抑えられるため、痛みやダウンタイムがない気軽に受けられる施術だといえます。

ここでは、腟ハイフに使用する代表的な機器2つをご紹介します。

yoni HIFU

yoni HIFUyoni HIFUは、従来型の機器にあった不満の声を受けて改善し、即効性と効果の持続性を追求した最新の腟ハイフ機器です。

従来型の機器は施術時間と効果が出るまでの通院回数が多いとの声が多かったのですが、

yoni HIFUは従来のハイフ機器のように一列の線上でハイフエネルギーを照射するのではなく、360度照射することで1回の施術にかかる時間を短縮しました。

短時間の施術で効果を実感できるだけでなく、治療回数も少なくて済みます。

yoni HIFUは、腟だけでなく骨盤底筋群や肛門括約筋の引き締めにも効果を発揮するため、便失禁の治療にも適しています。

yoniHIFUは約3週間~1年後にわたり効果が実感できます。

1回の施術で改善が期待できますが、年齢や出産回数、腟圧の状況により最適な回数は違います。

症状が気になる方については医師とよく相談の上、3ヶ月後と半年後の追加照射もオススメです。

ヴィーナスハイフ

ヴィーナスハイフは、従医療機器「ウルトラヴェラ」を使用した従来型の腟ハイフです。腟の引き締め効果のほか、大陰唇のたるみや萎縮性腟炎、尿失禁にも効果を発揮します。

ゆるんだ腟にハンドピースを挿入し、腟壁へハイフエネルギーを照射すると、普通のレーザーや高周波では届かない腟の深層にある筋肉まで届き、

約1週間をかけて腟内のコラーゲンを変性させ、3〜4週間をめどにコラーゲンが増産されます。

その後は3週間〜3ヶ月程度かけてコラーゲンが再生、腟壁の弾力アップと引き締め効果が現れます。数回の施術が基本です。

腟ハイフと他のレーザー治療との違い

一般に、尿失禁や腟のゆるみの治療には、レーザー機器なども使われます。

インティマレーザー(エルビウムレーザー)、サーミバー(高周波RF)、モナリザタッチ(フラクショナルCO2レーザー)など、

たくさんの機器がありますが、腟ハイフと何が違うのでしょうか?

腟ハイフと他のレーザー治療との違い

上図のように、腟ハイフで用いられる高周波は、どの治療機器よりも深層にある筋組織まで届き効果を発揮します。hifuとの違い

そのため、骨盤底筋群や肛門括約筋など、筋肉へのアプローチができ、根本的な治療が可能になるのです。

 

腟ハイフが効く骨盤底筋群と肛門括約筋

では、骨盤底筋群と肛門括約筋とはどういったものでしょうか。

まず、人の骨盤の中には、3つの隔膜があります。上から、臓側骨盤隔膜、骨盤隔膜、尿生殖隔膜といいます。

この中で、「骨盤隔膜」の中にある筋肉たちを、骨盤底筋群といい、腟は骨盤底筋群に支えられています。

また、肛門括約筋や尿道括約筋は「尿生殖隔膜」の中にあります。

通常の経腟的ハイフは、骨盤底筋群のごく一部である球海綿体筋などの再生を促す効果はありますが、

yoniHIFUは経肛門的ハイフとしても使えるため、外肛門括約筋に直接刺激を与えることができ、腟、尿道、肛門括約筋のすべてにアプローチが可能になるというわけです。

腟ハイフが効果を発揮する4つの症状

出産後、お風呂から上がると腟からお湯が出てくるようになった、パートナーに腟がゆるくなったと指摘されたなど、腟に関するお悩みにはさまざまなものがあり、普段から腟トレや骨盤底筋体操などを行っている方も増えています。

腟に関するお悩みをお持ちの方におすすめの腟ハイフという施術は、具体的にはどのような症状に有効なのでしょうか。

ここでは、腟ハイフが効果を発揮する代表的な症状を4つご紹介します。

腟のゆるみ

年齢を重ねることにより、顔にたるみが出るのと同じように、腟も年々弾力を失ってきます。たとえば、フカフカだったクッションが、古くなって薄く硬くなっていくようなイメージです。

腟がゆるんでしまう主な原因には、以下のようなものがあります。

・加齢
・出産
・運動不足

加齢や出産だけでなく、運動不足による筋力の低下も、腟や尿道を締める力を弱めるため、腟のゆるみの原因となります。

性交痛

腟ハイフは、性交時に腟への挿入を試みたり、完全に挿入した際に痛みを感じる性交痛にも効果を発揮します。

性交痛は、腟の粘膜が弱まって分泌物が減少することや、腟の機能低下とともに血流が低下することにより、腟内が乾燥してしまうことで起こります

性交痛の主な原因は、以下の通りです。

・ストレスや緊張
・出産
・更年期
・動脈硬化
・前戯が不十分
・婦人科の病気
・精神的な問題

性交痛は、主にさまざまな原因による腟のうるおい不足によって起こります。以前は中高年の女性特有のお悩みだといわれていましたが、現在は年齢に関わらず誰でもなることがあるお悩みとなっています。

腟ハイフは、腟にうるおいを与えるため、うるおい不足が原因である性交痛の症状に効果を発揮します。

萎縮性腟炎

萎縮性腟炎は、腟壁が薄くなることで起こる疾患で、エストロゲンという女性ホルモンの分泌量が低下することが原因となります。閉経後の女性の約40%以上が罹患しているとの報告があるほど、実はたくさんの女性が悩んでいます。

萎縮性腟炎の原因には、以下のようなものがあります。

・閉経後エストロゲン量が低下した
・乳酸桿菌が減少し腟のphが上昇した
・自浄作用が弱まっている
・コラーゲンの減少

上記のような理由により腟内が乾燥、柔軟性が低下して傷つきやすい状態となります。

腟ハイフはコラーゲンを活性化して腟に弾力が戻るため、萎縮性腟炎に効果を発揮します。

尿失禁

尿失禁とは、ふとした瞬間に尿が漏れているなど、意図せず尿が漏れてしまう症状で、尿漏れとも呼ばれています。

その症状には、一過性のものから慢性的なものまでさまざまなものがありますが、尿失禁は直接生命に関わらずとも、生活の質を著しく脅かす病気です。

以下は、尿失禁の主な原因と種類です。

・尿道を締める筋肉がゆるみ締まりが弱まる:腹圧性尿失禁
・脳と膀胱を結ぶ神経のトラブル:切迫性尿失禁
・前立腺がんや前立腺肥大症、子宮脱:溢流性尿失禁
・認知症や身体機能:機能性尿失禁

尿失禁にお悩みの方の多くは、腹圧性尿失禁に属します。尿失禁は種類によって原因や症状がさまざまなため、尿失禁が起こるタイミングはそれぞれ違います。

腟ハイフは骨盤底筋群やその筋膜のタイトニング効果があり、主に腹圧性尿失禁や溢流性尿失禁の症状に効果を発揮します。また、近年ハイフエネルギーは子宮がんや子宮筋腫、乳がんなどの治療にも使われています。

尿失禁や便失禁におけるハイフの実績

腟ハイフは、尿失禁に対して効果を発揮する施術であることをご紹介しましたが、実は尿失禁だけでなく経肛門的ハイフを行うことにより、便失禁の治療を行うことができます。

便失禁の原因は、加齢、糖尿病、産後、出産時の会陰切開や会陰裂傷、痔ろうなどの肛門手術後などが原因です。便失禁に対してハイフでの施術を行うと、具体的にどのくらいの確率で症状が改善するのでしょうか。

ここでは、便失禁と尿失禁への効果を具体的な症例数を用いてご紹介します。

尿失禁への効果

尿失禁に対するハイフは、経腟的ハイフだけでなく経肛門的ハイフでも症状の改善がみられ、さらに客観的な評価のひとつである尿失禁スコアでも明らかに改善が認められました。

以下は、2020年9月までの腟ハイフによる尿失禁治療の実績です。

尿失禁に対するハイフを経腟的、経肛門的合わせて146例行い、追跡可能な136例中132例(97%)で改善しました。

経腟的ハイフ

・97例に施術を行い、追跡可能な87例中85例(98%)で改善(年齢27〜89歳、平均年齢63歳)経腟的ハイフ98%で改善
・施術後最長2年半の経過観察を実施(現在分析中)

 

経肛門的ハイフ

・49例に施術を行い全例で追跡可能、その内の47例(96%)で改善(年齢44〜89歳、平均年齢74歳)
・女性は37例中全例で改善(年齢60〜89歳)経肛門的ハイフ100%で改善
・男性は12例中10例(83%)で改善(年齢60〜86歳)

経肛門的ハイフ83%で改善(男性)

この中には、3例の前立腺がん術後症例が含まれており、2例は無効でした。前立腺がんの術後症例を除いた9例中全例において改善がみられました。

尿失禁は、治療後半年から1年程度で軽度の尿失禁が起こることもありますが、その場合は骨盤底筋体操やハイフの再施術を行い、治療を継続します。

便失禁への効果

便失禁に対するハイフは、経肛門的ハイフによって治療を行います。経肛門的ハイフでは、外肛門括約筋に直接ハイフエネルギーを照射し、刺激を与えることで、直腸肛門だけでなく、腟や尿道の引き締めにも効果があることがわかっています。

以下は、2020年9月までの腟ハイフによる便失禁治療の実績です。

経肛門的ハイフを151例行い、追跡可能な135例で130例(96%)で改善しました。(年齢23〜90歳、平均年齢69歳)

・女性:80例中76例(95%)で改善(年齢23〜89歳)
・男性:55例中54例(98%)で改善(年齢36〜90歳)

腟ハイフを用いた便失禁治療では、術後6ヶ月〜1年程度で施術直後よりもさらに症状が改善との報告があります。

この経過は、治療後の便の硬さの厳しい管理と、骨盤底筋群に関する正しい知識と理論に基づく骨盤底筋体操を行った結果です。

 

まとめ

腟ハイフが効果を発揮する4つの症状と、尿失禁や便失禁におけるハイフの実績、腟ハイフに使用する機器をご紹介しました。

従来は年齢を重ねた方のお悩みに多かったデリケートゾーンに関するお悩みですが、近年では20代などの若い世代でも運動不足などの理由から、腟のゆるみや尿漏れ治療を行っている方がいます。

デリケートゾーンのお悩み治療にはいくつか種類がありますが、手術は切開や縫合をするため、出産時に腟が広がりにくくなるなどの弊害が起こることがあります。

その点、腟ハイフは切開や縫合を行わず、出血やダウンタイムもないため、パートナーにバレる心配をせずに気軽に受けられる施術です。

腟ハイフに興味がある方や、デリケートゾーンにお悩みをお持ちの方は、ぜひ参考になさってください。

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