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公開日:2024/03/29
最終更新日:2024/03/29

骨盤臓器脱に対する腟メッシュ修復術と天然組織修復術後の女性性機能の変化(ランダム化比較試験のメタアナリシス )

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骨盤臓器脱に対する腟メッシュ修復術と天然組織修復術後の女性性機能の変化(ランダム化比較試験のメタアナリシス )
Sao-Chun遼医学博士、Wen-Chu黄医学博士、Tsung-Hsien蘇医学博士、Hui-Hsuan Lau医学博士
The Journal of Sexual Medicine(性医学ジャーナル)、第16巻、第5号、2019年5月、633-639ページ、https://doi.org/10.1016/j.jsxm.2019.02.016
発行:2019年3月26日 記事履歴

目的

骨盤臓器脱に対する経腟メッシュ(TVM)修復術と天然組織修復術後の女性の性機能の変化を評価すること。

方法

2017年11月までに発表された適格な研究を、ClinicalTrials.gov、MEDLINE、Embase、Cochrane Reviewのデータベースおよび関連する書誌の検索により検索した。性機能、新生児および術後の性交障害の転帰に関して、メッシュ修復またはネイティブ組織修復のいずれかを用いた経腟脱手術の無作為化対照試験で、最低3ヵ月の追跡期間があるものを対象とした。

結果

2,976例(TVM修復術1,488例、native tissue修復術1,488例)を含む17試験が同定された。術後の性交疼痛にTVM修復術と天然組織修復術で有意差はみられなかった(リスク比[RR]=1.07;95%信頼区間[CI]=0.76-1.50)。同様に、TVM修復後のde novo dyspareuniaには、native tissue repairと比較して有意差はなかった(RR = 0.91; 95% CI = 0.52-1.61)。また、短形式の骨盤臓器脱/尿失禁Sexual Questionnaireスコアにも、TVMメッシュ修復後と天然組織修復後とで有意差はなかった(平均差=0.26;95%CI=-1.34~1.85)。

結論

性機能、新生および術後の性交困難症は、TVM修復を受けた患者と天然組織修復を受けた患者で同様であった。
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