menu

TAGS:
CATEGORY:
公開日:2025/02/16
最終更新日:2025/02/16

トロイダルトランスデューサーを使用した胎盤への高密度焦点式超音波の適用:予備的体外研究

投稿日:

トロイダルトランスデューサーを使用した胎盤への高密度焦点式超音波の適用:予備的体外研究
トロイダルトランスデューサーを使用した胎盤への高密度焦点式超音波の適用:予備的体外研究(原題:High-intensity focused ultrasound applied to the placenta using a toroidal transducer: a preliminary ex-vivo study)
J Caloone 1, C Huissoud, J Vincenot, A Kocot, C Dehay, J Y Chapelon, R C Rudigoz, D Melodelima
所属機関
PMID: 24723334DOI: 10.1002/uog.13374
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/24723334/

要約

目的:

トロイダル型トランスデューサーを使用した高密度焦点式超音波(HIFU)を体外モデルに適用し、胎盤病変の形成の可能性を実証する。

方法:

本研究では、中心に超音波プローブを備えた32個のリング型エミッターで構成されたトロイダル型トランスデューサー(周波数2.5 MHz)を使用した。妊娠17週から40週の間に経腟分娩または薬による中絶を行った45人のヒト胎盤を調査しました。まず、12人のヒト胎盤の減衰係数を測定し、HIFUによる病変をシミュレーションするための数値モデルに統合しました。次に、この予備研究から得られた音響パラメータを使用して、33人のヒト胎盤を対象に、それぞれ動物の腹部壁を重ねて母体壁をシミュレートした体外実験を行いました。これらの胎盤のうち25個には単一のHIFU病変を作り、8個には6つの病変を並べたものを一連に作り、超音波および顕微鏡で観察した。

結果:

12個のヒト胎盤のヒト胎盤減衰係数は、妊娠期間に応じて0.072~0.098 Np/cm/MHzの範囲であった。作成された25個の単一HIFU病変の平均直径は7.1±3.2mm、平均深さは8.2±3.1mmであった。6個のHIFU病変を並列に配置した8つのシリーズの平均直径は23.0±5.0mm、平均深さは11.0±4.7mmであった。腹壁の平均厚さは10.5±1.8mmであった。間質組織には病変や損傷は観察されなかった。

結論:

本研究では、ヒト胎盤に適用したHIFUの実現可能性、再現性、無害性、有効性を、体外モデルを用いて実証した。

注目クリニック

  • 腟レーザー
  • 婦人科形成