menu

TAGS:
CATEGORY:
公開日:2025/04/06
最終更新日:2025/04/06

腟内パルス収縮高周波による腹圧性尿失禁治療:安全性試験

投稿日:

腟内パルス収縮高周波による腹圧性尿失禁治療:安全性試験
腟内パルス収縮高周波による腹圧性尿失禁治療:安全性試験(原題:Intravaginal Pulsed Contractile Radiofrequency for Stress Urinary Incontinence Treatment; A Safety Study)
Mohammadreza Razzaghi 1、Afsar Asghari-Azghan 2、Saeed Montazeri 2、Zahra Razzaghi 1、Mohammad Mohsen Mazloomfard 1、Reza Vafaee 3
所属
PMID: 35155141 PMCID: PMC8837860 DOI: 10.34172/jlms.2021.56
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35155141/

要約

はじめに:

急速に注目を集めている高周波(RF)を用いた尿失禁(SUI)治療は、オフィス環境で実施されている。このパイロット安全性試験では、尿失禁症の女性患者の生活の質(QOL)と失禁の頻度における経腟高周波治療の有効性が評価された。

方法:

尿失禁症の女性患者28名を対象に、陰毛の生え際に接地パッドを装着し、腟内に四角形のアプリケータを挿入した。 第1段階では、腟壁を40℃まで10分間加熱する。第2段階は収縮で、骨盤底筋の好気性運動を20分間刺激する(筋肉運動用に1~300Hzの変調を伴う20~40ワット、1000~300kHzのパルス収縮RF)。 1週間に1回、3回実施する予定であった。患者は治療の前と、治療後1ヶ月、6ヶ月、12ヶ月にフォローアップ診察を受け、1日間の排尿日誌、ペルシャ語版尿失禁QOLアンケート(I-QOL)、綿棒テスト、24時間パッドテスト、および1日当たりの尿失禁の回数について報告した。

結果:

患者の平均年齢、尿失禁期間、膀胱漏出点圧の中央値はそれぞれ、41.6±9.6歳、5.48±6.84年、140cmH2Oであった。I-QOLの平均総スコアとパッドテストに有意な変化が観察された。また、いずれの経過観察時においても、日常的な尿漏れエピソードの回数と綿棒テストにおいて、顕著な減少が観察された(P=0.001)。

結論:

予備的な結果から、経腟高周波療法は、尿失禁治療の簡便な方法であることが示唆された。平均I-QOL合計スコアとパッドテストにおいて、有意な変化が観察された。また、日常的な尿漏れエピソードの回数においても、顕著な減少が観察された。

注目クリニック

  • 腟レーザー
  • 婦人科形成