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公開日:2025/05/25
最終更新日:2025/05/25

中尿道スリング手術による腟感覚への影響

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中尿道スリング手術による腟感覚への影響
中尿道スリング手術による腟感覚への影響 (原題:Effect of Midurethral Sling Surgery on Vaginal Sensation)
リオール・ローウェンシュタイン医学博士、理学修士 、 スザナ・ムスタファ医学 博士 イレーナ・ガートマン医学 博士 イラン・グルエンワルド医学博士
性医学ジャーナル、第13巻第3号、2016年3月、389~392ページ、https://doi.org/10.1016/j.jsxm.2016.01.006
公開日: 2016年3月1日 記事履歴
https://academic.oup.com/jsm/article-abstract/13/3/389/6940045?redirectedFrom=fulltext

導入

これまでの研究では、骨盤底障害のある女性の腟の感覚機能に変化が見られることが報告されています。

標的

経閉鎖孔テープ(TVT-O、Ethicon Johnson & Johnson)を使用した手術の前後の腟とクリトリスの感覚を評価します。

方法

手術の1日前と手術後12±4か月に、腟とクリトリスにおける温感、冷感、振動感覚の定量的感覚閾値を測定した。

主要評価項目

生殖器領域の所定の解剖学的領域における温感、冷感、振動感覚の閾値の違い。

結果

22名の女性が中尿道スリング手術のために入院し、4名は追跡調査から脱落した。残りの18名(平均年齢52歳、範囲37~65歳)では、手術後にクリトリス領域の冷刺激、温刺激、振動刺激に対する感覚が有意に低下した。一方、腟前壁では、手術後に温刺激に対する感覚のみが有意に低下した。

結論

TVT-Oは、陰核および前腟壁領域の感覚喪失を引き起こす可能性があり、その感覚は測定・定量化可能です。このような感覚喪失が性機能および性生活の質に及ぼす影響については、さらなる研究が必要です。

注目クリニック

  • 腟レーザー
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