menu

TAGS:
CATEGORY:
公開日:2025/05/31
最終更新日:2025/05/31

筋膜性骨盤痛の治療における高周波療法と徒手骨盤筋膜リリースの有効性の評価

投稿日:

筋膜性骨盤痛の治療における高周波療法と徒手骨盤筋膜リリースの有効性の評価
筋膜性骨盤痛の治療における高周波療法と徒手骨盤筋膜リリースの有効性の評価(原題:Evaluating the Effectiveness of Radiofrequency Therapy and Manual Pelvic Fascial Release in Treating Myofascial Pelvic Pain)
ダン・リー 1、 メン・リー 1、 呉広平 2、 ラン・ウー 1、 ユエジュアン・マ 1、 チャン・シンウェン 3
PMID: 38722560 DOI: 10.1007/s00192-024-05763-x
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38722560/

抽象的な

序論と仮説:

骨盤底筋群の敏感なトリガーポイントを特徴とする筋筋膜性骨盤痛(MFPP)は、慢性的な痛みを引き起こし、生活の様々な側面に影響を及ぼします。様々な治療法が存在するにもかかわらず、それらの有効性に関する比較研究は限られています。本研究では、MFPPの治療における高周波(RF)療法と筋筋膜手技療法(MMT)を比較します。治療中の骨盤底筋群の筋力変化、臨床症状、および患者の快適性を評価することを目的としました。

方法:

本研究には176名の参加者が参加し、RF群とMMT群に均等に分けられました。骨盤底痛は視覚アナログスケール(VAS)、筋力は修正オックスフォードスケール(MOS)と表面筋電図(sEMG)、臨床症状の改善は質問票、治療中の患者の不快感は質問票を用いて評価しました。

結果:

RF群とMMT群の両群において、骨盤底筋および尿道傍筋の痛みが有意に軽減した(VASスコア、p < 0.001)。RF治療は、RF群において腟の緩みを有意に減少させた(p < 0.001)。MMT群では顕著な変化は認められなかった(p = 0.818)。また、RF療法はMMT群よりも患者の快適性を高めた(p < 0.001)。両治療法とも臨床症状の改善がみられたが、有意差は認められなかった(p = 0.692)。MOSスコアおよび骨盤底筋群のsEMG値は、治療前後で両群間に有意差は認められなかった(p > 0.05)。

結論:

RF療法とMMT療法はどちらも、MFPP患者の骨盤底痛を効果的に緩和し、臨床症状を改善する。しかし、RF療法は腟の緩みを軽減し、治療の快適性を高めるというさらなる利点も提供する。

注目クリニック

  • 腟レーザー
  • 婦人科形成