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公開日:2020/04/09
最終更新日:2021/05/09

【性交痛を和らげるためのおすすめ体位5選】性交痛治療の名医「丹羽咲江先生」に聞いてみた

記事監修

丹羽咲江
名古屋市立大学医学部
日本産科婦人科学会産婦人科専門医,日本性科学会 幹事,日本性科学会認定セックスセラピスト

投稿日:2020年4月9日 更新日:

【性交痛を和らげるためのおすすめ体位5選】性交痛治療の名医「丹羽咲江先生」に聞いてみた

女性器は40歳から50歳の間に変化が起こります。

女性の体は歳を重ねるにつれさまざまな変化が生じます。まず筋肉が衰え、骨盤底筋が弱くなり、女性器の位置が変わります。若い女性は骨盤の筋肉が保たれているため、腟の位置が尿道に近い「上つき」が多いですが、40代となり筋肉が弱まると、肛門に近い「下つき」となる傾向が強いです。
そして感じる体位にも違いが現れます。一般的には締りがよいとされている上つきは角度的に正常位が挿入しやすく、女性もその体位のほうが感じやすいです。しかし下つきの女性器はバックのほうが挿入しやすく、女性もその体位を好むようになります。
締め付けに関しては、40歳でも出産経験がなければ若い女性と遜色がありません。しかし出産すると筋肉が傷み断裂するため、どうしても物理的に緩くなってしまいます。

時雨茶臼

【性交痛を和らげる体位】時雨茶臼
仰向けになった男性に女性が脚を開いてしゃがんだ状態で挿入をする体位です。一般的な騎乗位です。女性はスクワッドのような動きをすると男性により快感を与えることが可能になります。男性は女性の腰やお尻を持ってサポートしましょう。

百閉

【性交痛を和らげる体位】百閉
仰向けになった男性の上に女性が跨り挿入をする体位です。一般的には騎乗位と言われる体位です。ペニスがクリトリスに当たりやすく、女性は強い快感を得られます。動きのポイントとしては、クリトリスをペニスに押し付けながら腰を前後に動かすことです。
 

手がけ

【性交痛を和らげる体位】手がけ
男女同じ方向を向き、腰をかけた男性の上に女性が座って挿入を行う体位です。男性は腰をかけている状態のため、下からの動き以外が難しくなります。女性がリードし積極的に動くことがポイントになってきます。男性は女性の腰をもってアシストすることで女性の動きをサポートすることが可能になります。

抱き地蔵

【性交痛を和らげる体位】抱き地蔵
椅子などに座った男性の上に女性が跨るように上から腰を下ろして挿入をする体位です。女性の方も脚や膝を男性の座っている椅子につきながら行います。男女双方にとって座位の中では動きやすい体位です。男性も下から突き上げたり、女性も腰を回したり上下運動もできたり、愛撫も可能なので自由度が高いです。

達磨返し

【性交痛を和らげる体位】達磨返し
女性の脛と太腿部分をひっかけるように縄で縛り、さらにその下半身を男性が持ち上げて挿入する体位です。女性が動きを制限され完全な受け身になります。その上、持ち上げられたことによって膣口が丸見えになるので、羞恥心も刺激される体位になります。男性側は女性が感じるポイントを探りつつ挿入していきましょう。

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