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公開日:2021/01/29
最終更新日:2021/05/26

ヘルペス!?外陰部がただれる性病、、、口などにも感染している人も。治療法は?

投稿日:2021年1月29日 更新日:

みなさんは、ヘルペスと聞いたことがあっても、実際にはどんな病気か詳しく知らない方もいると思います。

今回は口や性器などにできるブツブツの「ヘルペス」についてお話していきたいと思います。

どんな病気?

どんな病気?

ヘルペスは一見すると、ものもらいのような見た目ですが、その実態はウイルスです。

ヘルペスには2種類あります。

1つは口唇など上半身に症状が出る「口唇ヘルペス」1型ヘルペスと、もう1つは性器などの下半身にできる「性器ヘルペス」2型ヘルペスです。

口唇ヘルペスの人がオーラルセックスを行うことで、相手の性器に口唇ヘルペスが感染することもあります。

ヘルペスが大変なところは、一度かかると何度でも再発する可能性があることです。

一度感染すると、たとえ症状はおさまっていても、三叉神経節にウイルスは潜伏し続けて、免疫が弱った時、たとえばストレスや過労、生理時などの時に再発を繰り返しやすくなります。

感染経路

感染経路

ヘルペスは、感染経路が性行為による感染とは限りません。唇に触った手でうっかり性器に触れてうつすケースも十分あり得ます。

症状

症状

有名なのは水疱のようなブツブツや潰瘍ですが、それだけではなく、強い痛みが伴い発熱することがあります。

また、性器だけではなく、太ももの付け根のリンパ節が腫れる症状もあります。

女性の場合は、初めての感染は排尿ができないほどつらいと言われているぐらいです。

男女ともに8割以上の人が1年以内に再発すると言われています。

セックスのパートナーの数が多いほど、感染機会が多くなります。

また、アトピー性皮膚炎などで皮膚のバリアー機能が低下していたり、外陰部に皮膚炎があると感染しやすくなります。

検査方法

ヘルペスの検査方法には抗原検査と抗体検査があります。

抗原検査

抗原検査は患部に水疱ができている場合に行い、水疱から直接浸出液を採取して行いますが、症状や過去の既往などで診断できることが多く抗原検査を実施することは少ないです。

抗体検査

抗体検査は、ヘルペスウイルスだけでなく、水疱瘡や帯状疱疹といったヘルペス類似の抗体まで検査対象になってしまうのが難点です。

結果が陽性でも口唇・性器ヘルペスの区別がつけられず、過去に水疱瘡や帯状疱疹等に感染していた場合も陽性の診断がされる可能性があります。

抗体価も発症期間より変動が大きいため確定診断とはなりません。
このためヘルペスの診断は検査よりも臨床症状から診断されることが多く、検査結果を待ってから治療を行うと治療が遅れてしまい、投薬の機会を逸することになりかねないのです。

ヘルペスは検査よりも診察・診断が重要で早期に治療のスタートが必要な疾患の一つです。

医療機関でもヘルペス検査の重要性が低いため性病検査キットでの検査の必要性は低いと思われます。

治療法

男性は泌尿器科、皮膚科、性病科、女性は産婦人科、皮膚科、性病科のいずれかを受診してください。

軽い場合は軟膏で、ひどい場合は飲み薬や点滴治療になります。

ヘルペスは完治しない病気なので、初めての感染でしっかり治療し、再発も早期に治療するのがポイントです。

初めの感染時に徹底的に治療することによって、潜伏するヘルペスのゲノム数が減っていき、将来の再発頻度を減らすことにもつながります。

1年間に何回も再発する場合は再発予防のために1年間抗ウイルス剤を飲む予防法もあります。

まとめ

水泡やブツブツがある時、痛みや痒いといった症状がある時は、そもそも性行為による接触は控えることをおすすめします。

ヘルペスは一度かかってしまうと何度も再発するので、感染しないための予防がとにかく大事になっていきます。

肛門、臀部、大腿部といったコンドームでカバーしきれない部分にも病変を生じます。

コンドームの使用だけでは完全に予防できないのが現状ですが、患部との直接の接触部分を減らすためにやはりコンドームを使用することをお勧めします