ハビエル・ロメロ-オテロ博士、ロイ・ラウターバッハ博士、アントニオ・アヴェルサ博士、エゲ・カン・セレフォグル医学博士、ボルハ・ガルシア-ゴメス医学博士、アリー・パルナン医学博士、マルタ・スクロツカ医学博士、マイケル・クライチマン博士、ヤコフ・ライスマン博士、ジョバンニ・コロナ博士 ... Show more
The Journal of Sexual Medicine, 第17巻, 第3号, 2020年3月, 393-399ページ,
https://doi.org/10.1016/j.jsxm.2019.12.015
掲載:2020年03月01日 引用
はじめに
高周波(RF)を用いた治療は、十分なエビデンスという科学的裏付けがないまま、さまざまな医学的適応症に対する審美的代替治療として導入されてきた。さらに、米国食品医薬品局は2018年7月30日、腟の「若返り」、腟の美容治療、更年期に関連する腟の状態、尿失禁や性機能の症状などの適応に対するエネルギーベースの技術の安全性に関する警告を発表した。
目的
女性泌尿生殖器の適応症の治療のためのRFベースの腟器具に関する既存の文献の徹底的なレビューを行い、利用可能なエビデンスをいくつかの短い声明にまとめること。
方法
婦人科的適応に対するRF治療に関する文献の徹底的なレビューを複数のデータベースに基づいて行った。少なくとも15人の患者を含む研究を解析の対象とした。
主要評価項目
さまざまな泌尿生殖器適応に対するRF機器の有効性。
結果
研究の異質性が高いことが重大な課題であるが、委員会は泌尿生殖器適応に対するRFベースの装置の使用に関連するいくつかの記述について決定を下した。
臨床的意義
RFを用いた腟治療は、その安全性と有効性に関する決定的な推奨を確立するために、十分に研究されていない。
長所と限界
これらの見解は、専門家グループによって確立されたものである。強力なエビデンスがないため、決定的な推奨を行うことは困難である。
結論
研究されたすべての異なる適応症について、短期的にも長期的にも、これらの治療がもたらす可能性のある利益と有害性の両方を立証するためには、適切な方法論とデザインによるさらなるランダム化比較試験が必要である。