レーザー治療を用いた腹腔鏡下筋融解術(原題:Laparoscopic myolysis)
ヒト生殖アップデート、第6巻、第6号、2000年11月1日、609-613ページ、
https://doi.org/10.1093/humupd/6.6.609
掲載
2000年11月01日
論文履歴
要旨
この総説では、筋腫の成長に対する筋融解術と呼ばれる手技のさまざまな手法と長期的効果に焦点を当てる。筋融解術の適応は、基本的に骨盤痛、圧迫症状、子宮摘出術を避けるための子宮全体量である。1980年代後半、筋融解術はネオジニウム:イットリウム・アルミニウム・ガーネット(Nd:YAG)レーザー治療を用いて腹腔鏡下で行われた。その後、Nd:YAGレーザーに代わるものとしてバイポーラ針が開発された。ジアテルミーや凍結融解療法も提案されたが、文献的には少ない。ごく最近、筋腫間質温熱療法(MITT)が、ダイオードレーザーと、全方向にレーザー光を透過するように設計された特殊な光拡散器を用いて行われるようになった。腹腔鏡下筋融解術は筋腫の縮小に効果的であることが証明され、筋腫の大きさは劇的に縮小し、筋腫の血管は著しく減少した。