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「ActionⅡ」の特徴と効果を徹底解説
「ActionⅡ」は、1997年に設立されたレーザー医療機器企業ルートニック社が開発した機器のひとつで、5つのハンドピースを搭載したエルビウムYAGレーザー医療機器です。これらのハンドピースを使い分けることで、ニキビ跡を治療したり、ほくろを除去したり、腟を引き締めたりと、幅広い治療に適用できます。エルビウムYAGレーザーが好まれる理由
現在、多くの美容皮膚科クリニックがエルビウムYAGレーザーを用いた治療器を導入しています。これは、YAGレーザーが、CO2レーザー(炭酸ガスレーザー)と似通った働きを持ちながらも、照射時の痛みや肌ダメージのリスクがCO2レーザーより少なく、その仕上がりも美しいからです。エルビウムYAGレーザーの仕組み
エルビウムYAGレーザーの特徴は、水分に吸収され、熱エネルギーに変わるということ。このため、患部に照射されたレーザーのエネルギーが肌の細胞の水分に反応し、瞬間的に熱に変換され、蒸散することで患部の組織を除去していくのです。エルビウムYAGレーザーのメリット
CO2レーザーの約10倍の水分の吸収率!
CO2レーザーも同じような仕組みを持ちますが、エルビウムYAGレーザーの特徴は、CO2レーザーの約10倍ともいわれる水分の吸収率です。低出力でも水分に吸収されやすいので、ターゲット組織だけにスポットを当てて照射でき、周辺組織に与えるダメージを最小限に抑えられるのです。こうした仕組みによって、ニキビ跡やほくろ除去、毛穴のフラクショナルレーザー治療などにおける施術時の痛みが格段に軽減されるのは、エルビウムYAGレーザが選ばれる理由のひとつです。
傷跡が早く、キレイに治りやすい
患部に照射したレーザーの熱は周辺組織を凝固させますが、YAGレーザーの場合はその層が非常に少ないため、傷跡としても残りにくく、赤みも早く引くのです。色素沈着のリスクが少ない
のも、エルビウムYAGレーザーならではのメリットです。通常、レーザー照射でイボやほくろなどを除去する際には、色素沈着が起きる可能性もあります。これは、レーザーを照射することで肌にダメージを与えるからですが、エルビウムYAGレーザーを使えば、色素沈着などのリスクは格段に軽減されるのです。エルビウムYAGレーザーのデメリット
止血作用が少ない
さまざまなメリットがある一方で、エルビウムYAGレーザーには、止血作用が少ないというデメリットもあります。これは、レーザーを用いて組織を焼け焦がしたりしないからです。このため、治療当日にごくわずかに出血することもあります。にじむ程度ではありますが、クリニックによっては、エルビウムYAGレーザーの治療後に特殊な止血材料を用いていますので、クリニックにお尋ねください。ActionⅡの費用の相場について
¥134,000(税抜)です。※3医院の平均料金で算出しています。(2019年8月)