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公開日:2019/03/25
最終更新日:2021/07/14

ウルトラヴェラ(ヴィーナスハイフ)

投稿日:2019年3月25日 更新日:

ウルトラヴェラ(ヴィーナスハイフ)
ウルトラヴェラ 東郷美容形成外科 福岡

「ウルトラヴェラ」の特徴と効果を徹底解説

女性ホルモン(エストロゲン)の分泌低下・出産などにともなう女性器の変化

女性ホルモンにはさまざまなものがありますが、その中のひとつが「エストロゲン」です。これは、子宮や卵巣、腟といった女性器に大きな影響を与えるホルモンとして知られています。
 
腟壁は通常、「エストロゲン」の作用でターンオーバーを繰り返し、うるおいや弾力、酸性の環境を維持することで、腟や子宮を外傷や細菌などから守る役割があります。これによって、妊娠や出産が可能な状態を保っているわけです。
 
ところが、女性が年齢を重ねることで、エストロゲンの分泌が次弟に減少するようになります。エストロゲンの分泌量が急激に減少するのは35歳ごろからだといわれていますが、これにしたがって、肌の弾力やうるおいが失われ、シミやシワが現れるのと同時に腟壁にも変化が生じます。これが、腟の老化「腟萎縮」です。
 
これは、腟内のうるおいがなくなることで、腟壁も乾燥し、その弾力を失ってしまった状態のこと。腟萎縮が進行すると、腟壁は傷つきやすくなり、外陰部にも変化が現れるようになります。大陰唇の皮膚のたるみなどが気になってくるのも、このころです。
 
また、乾燥やかゆみ、性交痛、におい、尿失禁ゆるみといった排尿障害につながることもあるため、クオリティ・オブ・ライフを考えるうえでもその影響は大きなものになります。
 
さらに、女性にとっては、「腟がゆるむ」という大きな問題も起こってきます。実際に、何人もの子どもを産んだり、高齢出産をしたり、3500gを超える子どもを産んだ場合などには、腟がゆるむリスクを抱えることになります。この他にも、子どもの頭が大きい、分娩時間が長い、腟裂傷があったといったケースでも、リスクが高まるのです・

世界で初めて開発された、超音波による「腟引き締め器」

外陰部の外見的な変化やうるおい・弾力の減少、性交痛(セックスが痛い)腟のゆるみ、腟周辺のかゆみなどが気になり始めた方は、できるだけ早めにケアする必要があります。しかし、こうした症状にどんな治療があるのかと不安になる方も少なくないでしょう。
 
また、「痛みがないから」「あまりにもプライベートなことだから」と、受診するのをためらったり、「女性医師にでも相談しにくい」とおっしゃる方が少なくありません。
 
しかし実は、こうした女性特有のお悩みを解消するため、女性器のたるみを強力に引き締める医療機器が開発されています。これが、世界初の腟引き締め機器「ウルトラヴェラ」です。
 
これは、顔のたるみを解消できるとして女性の人気を集める「ウルセラ」と同様、超音波を用いて女性器を若返らせようというもの。
 
この機器は、狙った深さまで正確に超音波エネルギーを届けることが可能です。実は、腟がゆるむ原因である「筋膜」や「筋肉」は、通常のレーザーや高周波では届かない、深い層にあります。これまでは、外科手術でしか届かなかった場所でした。しかし、「ウルトラヴェラ」を使えば、その超音波エネルギーを粘膜の下(1.5mm/3.0mm/4.5mm)にまで届かせることができます。しかも、超音波が腟粘膜の表面を傷つけることはまったくありません。
 
超音波エネルギーをピンポイントで照射し、65℃から70℃の熱凝固点を多数作るというシステム(HIFUシステム:高密度焦点式超音波治療法)を用いて、伸びてしまっていたコラーゲン線維を即座に収縮させて若返らせるのです。さらに、新しいコラーゲン繊維を再生させて、ゆるんでしまった腟や腟口をしっかり引き締めます。これを「タイトニング効果」と呼びます。

尿漏れにも効果がある「ウルトラヴェラ」

「ウルトラヴェラ」の効果は、コラーゲン繊維の引き締め・再生だけにとどまりません。腟周囲を支える筋層の深部にまで強力に作用し、収縮させるため、尿漏れや子宮下垂などを予防する効果もあります。
 
実は、独身の30代女性が尿漏れの症状に悩んでいるケースも少なくありません。重いものを持ち上げようと力を入れたとき、せき込んだとき、お手洗いに急いでいるときなどに、尿漏れしてしまうといいます。これまで、若い世代における尿漏れの症状は、産後の女性に限ってのものだと考えられてきました。今、こうした悩みを抱える女性が増えている原因も、腟のゆるみにあります。腟がゆるむと、子宮の位置が下がる「子宮下垂」の状態に。これによって、膀胱の位置が下がり、膀胱も圧迫されなくなるため、尿漏れしやすくなるというわけです。
 
「子宮下垂」が重症化すると、腟壁が外に飛び出す「子宮脱」の状態になってしまいかねない――だからこそ、「ウルトラヴェラ」の「タイトニング効果」が重要になるのです。

「ウルトラヴェラ」で実感できるメリットの数々

施術時間は30分ほどしかかからず、たった1回の治療で女性器や腟周辺のゆるみを改善できます。さらに、治療後にも赤みや腫れなどがほとんど見られないため、施術直後から日ごろとまったく変わりない生活を送ることができるというのも大きなメリットです。
 
「
ウルトラヴェラ」はまた、その安全性を確かめるための試験を繰り返し行い、韓国MFDS(旧KFDA)による承認を受けた医療機器でもあります(承認番号11-046)。日本国内では、薬機法上の承認をいまだ得ていませんが、同一の性能を持つ承認機器は国内では製造されていません。
 
4.5mm、3.0mm、1.5mmの3層を同時に照射し、コラーゲンの立体的な再生を促すアンチエイジング治療として知られており、患者さまお一人おひとりの腟内部の厚みに応じてカートリッジも取り換えられています。腟の最深部から開口部、さらに尿道周囲に至るまでを360℃にわたって照射でき、患者さまのご要望によっては大陰唇への照射も可能です。
 
確かな効果と安全性、施術時間・回数・ダウンタイムの少なさなど、「ウルトラヴェラ」が人気を集める理由をぜひご自身でお確かめください。

施術を受けていただけないケース

1.治療部位が傷ついていたりびらんがある方、皮膚炎や性器ヘルペスがあり、治療を受けておられない方
2.抗凝血薬療法を受けている方、活動期の悪性腫瘍や出血性疾患、コントロール不良の糖尿病、単純ヘルペス、てんかん、自己免疫疾患、ベル麻痺などの疾患がある方、ペースメーカーや埋め込み式除細動器を入れておられる方
3.治療部位にシリコンやヒアルロン酸子宮内避妊用具を入れておられる方、金の糸などの金属をいれておられる方
4.副腎皮質ステロイド(プレドニン換算20mg/日以上)を常用されている方(医師との相談が必要)
5.妊娠中の方、出産後半年たっていない方
6.生理中の方
7.婦人科での検診で何らかの問題が見つかった方

施術中の痛みについて

コラーゲン線維の再生をより効率的に進めるために重要なのが、照射時に与える温度です。
 
40℃前後の低めの温度の場合は、あまりコラーゲン線維を増やせません。一方で、80℃以上もの高い温度で照射した場合は、腟壁に与えるダメージが大きすぎるため、痛みが生じたり、皮膚の治癒に時間がかかるといったリスクがあります。その点、コラーゲン線維生成に最も適していて安全な温度(65℃~70℃)を維持できる機器ならば、こういったリスクを回避できます。
 
会陰部や腟口には外用麻酔を塗布しますが、軽く痛みを感じたり、熱っぽくなったすることもあります。ただし、さほど強いものではありません。痛みへの不安が強い方の場合は、テスト照射なども行いますので、ご安心ください。

照射以降の腟の変化

超音波エネルギーの照射を受けた直後は、超音波エネルギーの熱が皮膚内にあるコラーゲン線維に点状にダメージを与えています。
 
しかしその後、時間がたつにつれそのダメージが修復され、1ヶ月から3ヶ月にわたって、大量のコラーゲン線維が再生されることに。この再生されたコラーゲン繊維には強度があるため、腟の引き締め、尿漏れ症状の改善などが期待できるのです。
 
超音波エネルギーを照射する際、大陰唇への照射をオプションとして付け加えると、一ヶ月をめどに外性器の外見の変化も実感できます。

照射時の注意事項

腟内に挿入するカートリッジの直径は、約3cmと細いため、挿入時の痛みはほぼありません。
 
また、超音波エネルギーの照射によって腟壁が傷つくことはないため、ダウンタイムもほとんどないといって過言ではありません。施術直後に多少熱っぽく感じたり、下腹部に違和感がある方もおられますが、時間がたつにつれてそうした症状も消滅し、普段の状態に戻ります。おりものが増える方もおられますので、おりものシートのご持参をおすすめしています。
 
術後は、飲酒、運動、入浴などが制限されることはありません。ただし、性交(SEX)とタンポンの使用は術後24時間お控えください。

施術効果と、その持続期間

施術効果がピークを迎えるのは、約2ヶ月から3ヶ月後のことです。
 
その後、1年ほどの間は施術効果の持続を期待できます。しかし、施術を受けた方の年齢や出産回数、腟のゆるみ、痛みの感じ方などによって、個人差があるのも事実です。
 
施術前の腟のたるみが顕著であったり、尿漏れの症状がある方は、3ヶ月後・半年後の追加照射をおすすめします。

女性器の若返り治療に用いられる他の腟レーザーとの比較

「ウルトラヴェラ」以外にも、女性器の若返り治療に用いられている腟レーザーがいくつかあります。ここでは、それらの中でも代表的な数点と「ウルトラヴェラ」とを比較し、それぞれのメリット、デメリットも挙げてみましょう。
 

モナリザタッチとの比較

モナリザタッチ」はもともと、ニキビ跡の治療などに用いられてきました。
 
CO2フラクショナルレーザーを利用して、治療部位の腟上皮に点状の孔を開け、コラーゲン生成を促進していくというものです。これによって血流が増加したり、腟内のうるおいを回復させるといった効果を期待できます。
 
また、腟が乾燥している、性交痛(SEXが痛い)がある、においやかゆみ、腟の引き締め、尿漏れ改善効果もみられています。痛みがなく、治療費をリーズナブルに抑えられるため、比較的挑戦しやすい腟レーザーのひとつです。
 

インティマレーザーとの比較

インティマレーザー」は、ロングパルスエルビウムヤグレーザーによって腟の粘膜(1.0mmから3mmほどの深さ)に熱だまりを作り、腟深部から腟口、小陰唇まで幅広く施術できる腟レーザーです。
 
レーザーによって発せられる熱は、50℃から53℃ですので、より高温になり筋層にも作用する「ウルトラヴェラ」と比較すると、効果は若干劣るかもしれません。
 

「ビビーブ・サーミVA」との比較

ビビーブ・サーミVA」は高周波治療(ラジオ波:Radio Frequency)を用いてコラーゲンの産生を促すもので、深さ1㎜の部位に高周波を照射します。
 
これによって、腟壁や皮膚の表面温度を40℃から45℃に維持していきますが、温度が低いと点が劣るかもしれません。痛みがなく、施術費をリーズナブルに抑えられるため、比較的挑戦しやすい腟レーザーのひとつです。
 

「ウルトラヴェラ」による施術で期待できる効果

「ウルトラヴェラ」を用いることで、腟の引き締め、弾力アップ、腟縮小、女性器の若返り、産後ケア、尿漏れの改善、性交痛(SEXの痛み)の改善、性交時の感度アップ、腟炎予防、大陰唇の引き締めなどの効果を期待できます。
ウルトラヴェラの感想【東郷美容形成外科 福岡】はこちら

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