
年とともに老化するのは腟も同じ
年齢を重ねるにしたがって、お顔にはたるみやしわなどは出てきます。こうした変化は常日ごろからいやでも目に入ってくるものですが、これは女性ホルモン「エストロゲン」の減少が大きく影響しています。しかし、「エストロゲン」が影響を及ぼしているのは、お顔だけではありません。子宮や卵巣、腟といった女性器も、「エストロゲン」の影響を強く受けている器官なのです。
腟壁が適度やうるおいや弾力、酸性の環境を維持しているのは、「エストロゲン」のおかげ。これによって腟や子宮は、妊娠や出産が可能な状態を保ち、細菌や外傷などから身を守っているのです。
加齢によって「エストロゲン」が減少するにつれて、腟の弾力やうるおいは失われ、ペラペラの状態になります。これが腟の老化現象であり、この状態を「腟萎縮」と呼びます。