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公開日:2019/03/22
最終更新日:2022/01/20

尿漏れ

投稿日:2019年3月22日 更新日:

尿漏れの違いと症状って?

尿もれは、その種類や症状の程度もさまざまですが、主に下記の2タイプに分けられます。
 

①腹圧性尿失禁

40代女性に起きる尿もれのほとんどがこのタイプです。
せきやくしゃみなど、お腹に力が入る瞬間にもれるのが、腹圧性尿失禁です。骨盤底筋が弱ってくると、腹圧性尿失禁の原因となります。
 

②切迫性尿失禁

「トイレに行きたい」と思って行動しているのに、間に合わずにもらしてしまうタイプです。
トイレのドアノブに手をかけたり、トイレで下着をおろしているときに尿もれが起きるのが、切迫性尿失禁です。膀胱が過敏になっている状態(過活動膀胱)が原因です。


 

男性より女性が多い理由って?

尿もれは男性よりも女性のほうが多い傾向にありますが、これは以下の2つが原因とされています。
 

理由①:男性と比べると女性の尿道のほうが短いから

男性の尿道は細く、出口までS字を描くように伸びています。一方、女性の尿道は男性と比較すると太くて短いもので、出口まで直線的に伸びています。これが、尿もれの起こりやすさに関する性差を生んでいるようです。
 

理由②:出産経験が骨盤底筋に影響するから

腹圧性尿失禁が起こる原因のひとつが、骨盤底筋のゆるみです。経腟分娩による出産で、骨盤底の筋肉と線維組織が大きく引っ張られてゆるむからです。


 

尿漏れしやすいタイプ・場面って?

尿もれしやすい人、尿もれが起こりやすい場面があるのでしょうか。
 

出産経験者、肥満の人に起こりやすい

出産経験者、特に2回以上経験がある女性は、尿もれの発症率が高くなります。これは、分娩時における骨盤底筋へのダメージが大きな原因です。また、肥満と腹圧性尿失禁の関係に関しての研究結果もあり、減量すると改善することが報告されています。
 

「せき」や「くしゃみ」をする際にもれる人が8割以上?!

 
女性40代の尿もれ経験者に行った調査によると、8割以上の人※が「せきやくしゃみをしたとき」と回答しています。
また、「スポーツや運動をしたとき」「大笑いしたとき」など、腹部に圧力がかかる場面が多いようです。その他、「冷えたとき」「冬の時期」なども挙げられています。

※2010年 ユニ・チャーム調べ


 

尿もれと骨盤底筋の関係って?

骨盤底筋の役割を知り、意識することが、尿もれ改善の第一歩です。
 

尿もれは、骨盤底筋がゆるんでいるサイン

骨盤底筋がゆるむと、尿道口をキュッと締めることができず、尿がもれてしまいます。尿もれは、骨盤底筋がゆるんでいるサインでもあります。骨盤底筋トレーニングを習慣的に行ったり、尿ケア専用品を使用して、楽しい毎日を過ごせるよう工夫していきましょう。
 
出産経験者、特に2回以上経験がある女性は、尿もれの発症率が高くなります。これは、分娩時における骨盤底筋へのダメージが大きな原因です。また、肥満と腹圧性尿失禁の関係に関しての研究結果もあり、減量すると改善することが報告されています。
 
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