今回は、ピルの種類とそれぞれの特徴についてお話していきたいと思います。
今日ピルは色々な種類がありますが、卵胞ホルモンの量・黄体ホルモンの種類・月経周期・自費か保険かで色々な区別があります。
ピルは、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの女性ホルモンが配合された薬剤です。
含まれる女性ホルモンの量によって、中用量、低用量、超低用量と分別されます。
女性ホルモン量が多く含まれ、不正出血が少なく、月経調整をしたいような場合や不正出血を止めたりする際には確実に調整しやすいのが特徴です。
低用量ピルには、2種類のものがあり、薬の配合によって違いがあります。
ホルモンの量が最初から最後まで全て同量である1相性のピル。
そして、同じシート内で成分量が異なる3相性のピルがあります。
3相性の方が、自然な月経周期のホルモン変動に近いといったメリットがあります。
低用量と比較すると副作用が少なくホルモンの量が少ないのですが、一方で飲み忘れたり、服用時間に大きなズレが出たりした時は、不正出血が起きやすいのがデメリットになります。
第二世代のものは性欲低下が少ない、第三世代は吹き出物が改善、第四世代は吹き出物の改善に加えて月経前のイライラなどの不調が改善する効果が期待されます。
従来のピルは休薬期間を設けて1ヶ月に1回月経を来させていましたが、近年では、超低用量ピルに連続服用ができるものも出てきています。
しかし、連続服用タイプのピルが出たことで、年間の生理回数を減らすことが可能になりました。
従来のピルよりも長い最長84~120日間の連続服用が可能です。
従来のピルであれば年に12回の生理が起こりますが、超低用量ピルの連続服用をすると、年に3~4回程度しか月経様出血が起こらないことになります。
使われる主たる目的が月経痛の治療の場合には保険適用、避妊の場合は自費になります。
医師に目的をよく相談してご自身の目的に合った支払方法を選びましょう。
このように、現在ピルにはさまざまな種類が出ています。
ピルの戦国時代に突入していて、逆にどのピルを選べばわからないと迷ってしまう方も多いと思います。そこで、最後に、それぞれのピルの特徴を紹介していきたいと思います。
ジェネリック薬品なので1か月分の費用が先発品より安いのもメリットです。
フリウエルLDと同様に月経血の量はとても減ります。ただし不正出血がフリウエルLDよりも起こりやすいのが特徴です。
副作用の吐き気、むくみ、体重増加が少なく、しかも生理前のイライラや落ち込み、肌荒れなどといったPMSに対して最も効果があると言われています。
自分の都合に合わせて日にちを調整することも可能です。
ジェミーナの特徴は性欲が減退しないところです。
ピルを服用することによってテストステロンの分泌が下がって性欲が減退してしまうことがあるのですが、ジェミーナは服用しても性欲が減退せず、ピルを飲んでいても元気でいたいといった方にオススメです。頭痛が起こりにくいのもメリットです。
マーベロンは1相性で月経に日にちをずらしやすく、肌荒れも改善しやすいピルで、
トリキュラーは月経量が減り過ぎず、性欲が低下しないので避妊をしたい人には良いといった特徴があります。
以上になります。いかがでしたでしょうか。
ピルと一言で言っても色々あって、それぞれ特徴があります。ぜひ自分に合ったピルを探してみてください。
今日ピルは色々な種類がありますが、卵胞ホルモンの量・黄体ホルモンの種類・月経周期・自費か保険かで色々な区別があります。
Contents
卵胞ホルモンの量による違い
ピルは、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの女性ホルモンが配合された薬剤です。
含まれる女性ホルモンの量によって、中用量、低用量、超低用量と分別されます。
中用量ピル
避妊目的のピルの使用は、近年では低用量が主流になっています。また中用量ピルはホルモン量が多いので、吐気や乳房の張りなどの副作用が出やすいという弱点があります。女性ホルモン量が多く含まれ、不正出血が少なく、月経調整をしたいような場合や不正出血を止めたりする際には確実に調整しやすいのが特徴です。
低用量ピル
主に避妊目的のピルに多いタイプで、中用量に比べて卵胞ホルモンの量が少なく配合されているのが特徴です。低用量ピルには、2種類のものがあり、薬の配合によって違いがあります。
ホルモンの量が最初から最後まで全て同量である1相性のピル。
そして、同じシート内で成分量が異なる3相性のピルがあります。
3相性の方が、自然な月経周期のホルモン変動に近いといったメリットがあります。
超低用量
副作用の軽減のために、低用量から卵胞ホルモンの量をさらに少なくしたのが超低用量です。低用量と比較すると副作用が少なくホルモンの量が少ないのですが、一方で飲み忘れたり、服用時間に大きなズレが出たりした時は、不正出血が起きやすいのがデメリットになります。
黄体ホルモンの種類による違い
第一世代のノルエスチロン、第二世代のレボノルゲストレル、第三世代のデソゲストレル、第四世代のドロスピレノンの4種類があります。第二世代のものは性欲低下が少ない、第三世代は吹き出物が改善、第四世代は吹き出物の改善に加えて月経前のイライラなどの不調が改善する効果が期待されます。
月経周期による違い
従来のピルは休薬期間を設けて1ヶ月に1回月経を来させていましたが、近年では、超低用量ピルに連続服用ができるものも出てきています。
しかし、連続服用タイプのピルが出たことで、年間の生理回数を減らすことが可能になりました。
従来のピルよりも長い最長84~120日間の連続服用が可能です。
従来のピルであれば年に12回の生理が起こりますが、超低用量ピルの連続服用をすると、年に3~4回程度しか月経様出血が起こらないことになります。
自費か保険薬か
使われる主たる目的が月経痛の治療の場合には保険適用、避妊の場合は自費になります。
医師に目的をよく相談してご自身の目的に合った支払方法を選びましょう。
このように、現在ピルにはさまざまな種類が出ています。
ピルの戦国時代に突入していて、逆にどのピルを選べばわからないと迷ってしまう方も多いと思います。そこで、最後に、それぞれのピルの特徴を紹介していきたいと思います。
フリウエルLD
こちらは低用量ピルで、不正出血が少なく、月経量がかなり少なくなるというところです。ジェネリック薬品なので1か月分の費用が先発品より安いのもメリットです。
フリウエルULD
フリウエルLDの超低用量タイプです。副作用がさらに少なく、ジェネリック薬品で費用が少なくてすむのが特徴です。フリウエルLDと同様に月経血の量はとても減ります。ただし不正出血がフリウエルLDよりも起こりやすいのが特徴です。
ヤーズ
先発品なので値段は高いのですが、ピルのクオリティとしてはとても高いのが特徴的な超低用量ピルです。副作用の吐き気、むくみ、体重増加が少なく、しかも生理前のイライラや落ち込み、肌荒れなどといったPMSに対して最も効果があると言われています。
ヤーズフレックス
ヤーズ配合錠と同じ薬の構造ですが、連続服用が可能で1年間の月経回数を減らすことができます。自分の都合に合わせて日にちを調整することも可能です。
ジェミーナ
超低用量ピルです。こちらは連続服用できて月経周期を84日まで延長することができます。ジェミーナの特徴は性欲が減退しないところです。
ピルを服用することによってテストステロンの分泌が下がって性欲が減退してしまうことがあるのですが、ジェミーナは服用しても性欲が減退せず、ピルを飲んでいても元気でいたいといった方にオススメです。頭痛が起こりにくいのもメリットです。
マーベロン、トリキュラー
これらは避妊用のピルになります。マーベロンは1相性で月経に日にちをずらしやすく、肌荒れも改善しやすいピルで、
トリキュラーは月経量が減り過ぎず、性欲が低下しないので避妊をしたい人には良いといった特徴があります。
以上になります。いかがでしたでしょうか。
ピルと一言で言っても色々あって、それぞれ特徴があります。ぜひ自分に合ったピルを探してみてください。