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公開日:2021/01/18
最終更新日:2021/10/07

モーニングアフターピルって性行為の72時間超えて96時間後に飲んだら効果ない?

記事監修

丹羽咲江
名古屋市立大学医学部
日本産科婦人科学会産婦人科専門医,日本性科学会 幹事,日本性科学会認定セックスセラピスト

投稿日:2021年1月18日 更新日:

避妊に失敗してしまった、もしくは避妊ができなかった性行為などの後の緊急時に避妊をする方法をアフターピル、モーニングアフターピル、緊急避妊ピルと言います。
モーニングアフターピル
性行為が行われてから72時間以内にホルモン剤1錠をなるべく早く飲むという方法になります。
日本ではノルレボ錠とそのジェネリックのレボノルゲストレル錠が認可されています。
アフターピルに含まれている黄体ホルモンが脳下垂体に働きかけ、黄体ホルモンが足りているという錯覚をさせて排卵を遅らせることで妊娠しないようにするという作用機序になります。アフターピルを服用することで約85%の確率で妊娠を防ぐことができます。
このような仕組みを持っているアフターピルですが、とにかく時間が限られている方法です。時間が経つほど効果が減っていきます。
ただし、100%確実に避妊できるとは限らないので、あくまでも緊急時の避妊法として理解をしてください。

昔の緊急避妊はどうやっていたの?

2011年にノルレボが日本で緊急避妊薬として承認される前までは、ヤッペ法といった方法が緊急避妊の主流でした。
中用量ピルを性交後72時間以内に2錠服用し、その12時間後に2錠服用することで57%の避妊効果があります。
ヤツペ法の場合だと吐いたりすることもあるので、あまりオススメしません。

海外でのトレンドは?

一方海外では、120時間有効の「エラ」という緊急避妊薬が主流になっています。
エラを服用することで95%の確率で妊娠を防ぐことができます。ただし日本ではまだ承認されていません
ノルレボ錠とそのジェネリック薬品があります。いずれにしても、クリニックによって1回分5000円~15000円と差がありますので、確認してから受診してください。

避妊方法を比較すると?

緊急避妊のデータで、緊急避妊の避妊率は約3%ぐらいですが、低用量ピルの理想的な使用の場合だと0.3%になりますので、常時避妊する方法としては低用量ピルを服用するのが適切です。
ただし、性感染症の予防はピルではできませんので、コンドームとダブルで使用して避妊も性感染症もブロックすることをお勧めします。

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