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スソワキガに対するミラドライのメリット、デメリット
従来のスソワキガ治療は外科的治療だけが唯一の治療法でしたが ミラドライ、ビューホット、EL法、BOTOX注射、HIFUなど非観血治療 すなわちメスを使用しないダウンタイムが少ない治療法の開発で比較的手軽に受けられるようになりました。
ミラドライは電磁波治療器の商標で、皮膚の表面からマイクロ波を照射し、汗腺組織を熱損傷させて半永久的に汗腺組織を除去する治療器で手術のような合併症のリスクは大幅に軽減されたとPRされて国内では美容外科クリニックで普及しています。
マイクロ波は電磁波の一種で水に吸収されやすいという特性を持っています。
マイクロ波は水分子の摩擦による誘導加熱により熱変化を生じさせるもので、電子レンジも同じ理論で利用され マイクロ波加熱といわれています。
ミラドライは5.8GHzのマイクロ波を利用した非観血的汗腺除去器でFDAの承認を得ています。
ハンドピース先端にハイドロセラミックによる冷却装置が付いて表皮や真皮浅層の熱損傷を予防していますが実際は、かなりの表皮への熱ダメージが起こり強い腫れや強い痛みが長時間続くことも少なくありません。
設定や施術を慎重に行わないと熱傷を起こす可能性も少なくないのです。
治療手順
1:治療部位、範囲のデザイン2:局所麻酔:キシロカイン注射による
3:出力レベルを設定『1から5の5段階』照射時間はレベルにより調整される
4:チップを確実に皮膚へ押し当てスイッチを押す。(冷却も同時に行う)
5:治療後はアイスパックなどで冷却する
6:固定は不要。強い痛みが生じる可能性があり鎮痛剤の投与が必要の場合が多い。
合併症:発赤、腫脹、熱傷、色素沈着、疼痛、皮膚の知覚鈍麻
メリット
1:術後の固定が不要2:手術と比較してダウンタイムが短い
3:血種形成や皮膚壊死のリスクが少ない
4:術後の通院が不要
デメリット
1:長期予後が不意確定→再発も多く1回のみの治療で永久的治療効果は得られにくい2:熱傷リスクが高い
3:治療時間が長い しっかり行うと60-90分程度
4:全く効果が無いケースもある
5:手術以上に強い痛みが長時間続くことが少なくない
6:強い腫れが出ることがある
7:1回あたりの治療費用が高額
実際の臨床現場でのトラブルや問題点
1:看護師が施術している施設が少なくなく全く効果が無いか再発が多い。2:広告に無痛とPRされていることもあるが実際は熱傷を起こすことも多く強い痛みや腫れが長時間継続することも多い。
3:1回での治療効果が無効な場合、複数回の治療をローンで勧められ高額な治療費を支払う結果となっているケースがある。
4:手術など外科的知識、手技など力量に乏しいドクターや看護師の施術が行われている。
*結果保証で治療を直接専門医が担当する施設であれば治療を受ける意義はあるが、完治までの治療費が明確でない場合や看護師が治療を行う施設は要注意である。
すそわきがの治療法「ミラドライ」のメリットデメリットとは?
かつては、すそわきがの治療としては手術が唯一の治療法でした。
しかし現在では身体にメスを入れない、つまり手術の必要がない治療法が開発されており、比較的気楽に、すそわきがの治療を受けられるようになっています。
今回は、すそわきがの治療の1つ「ミラドライ」とはどのような治療なのか、そしてそのメリットデメリットについて、ご紹介します。
すそわきがの治療法「ミラドライ」とはどんな治療法?
「ミラドライ」とは電磁波治療器の商標で、治療の仕組みとしては、皮膚の表面からマイクロ波を照射し、すそわきがの原因となる汗腺組織を熱で損傷させ、除去する方式となっています。手術と異なり、合併症のリスクなどが大幅に軽減されたのが、大きなメリットと言えるでしょう。
では「ミラドライ」による治療法について、詳細に説明してきます。
「ミラドライ」はマイクロ波の性質を利用した治療器
マイクロ波は電磁波の一種であり、水に吸収されやすい性質を持っています。すそわきがの原因となる汗腺には水分が多く含まれており、マイクロ波が汗腺に吸収されると、水分子が摩擦によって熱が発生します。
この熱によって、汗腺の組織を破壊しているのです。
「ミラドライ」とは具体的にどんな機械なの?
「ミラドライ」は、5.8GHzのマイクロ波を利用しており、ハンドピースと呼ばれる部分を患部に押し当て、そこからマイクロ波を照射する仕組みとなっています。熱によって汗腺組織を破壊する仕組みであるため、ハンドピースの先端にはハイドロセラミックによる冷却装置が付いており、皮膚へのダメージを軽減しています。
また施術前には局所麻酔を施すため、施術中に痛みを感じることはありませんし、施術後にはアイスパックなどを使用して患部を冷却し、可能な限りマイクロ波によって発生した熱から患部を守る処置がされています。
しかし実際には、熱によって皮膚の腫れや火傷を起こしたり、術後に痛みが発生する可能性もゼロではありませんので、そこはデメリットとして把握しておくべきでしょう。
すそわきがの治療法「ミラドライ」のメリットデメリット
すそわきがの治療法「ミラドライ」には、メリットもありますがデメリットもあります。どちらもしっかりと把握しておきましょう。
「ミラドライ」のメリット
「ミラドライ」のメリットとしては、何よりも「皮膚を切る外科手術ではない」点が挙げられるでしょう。手術となると、術後には患部を固定したり保護したり、といったケアが必要となりますが「ミラドライ」にはそれが不要です。
また手術と比較して、肌の状態が元に戻るまでのダウンタイムが短いこと、皮膚が壊死したり、血種が形成されたりするリスクが少ないことも、メリットの1つです。
手術と違い、施術後の通院が不要であることも大きなメリットですね。
「ミラドライ」のデメリット
一方で「ミラドライ」にはデメリットもあります。まず効果が確実ではなく、再発したりまったく効果がなかったりする可能性があります。
また治療時間が長い点、そのため火傷のリスクが上がり、術後に強い腫れや痛みが出る可能性がある点もデメリットと言えるでしょう。
1回当たりの治療費用が高額な点も、大きなデメリットですね。
「ミラドライ」のメリットデメリットを把握してすそわきが治療を受けよう
「ミラドライ」のメリット、デメリットはご理解いただけたでしょうか。
良い点もあれば悪い点もある、ということを把握しておかないと、いざ治療を受けてから後悔することにもなりかねません。
治療を受ける前はしっかりとメリット、デメリットについて勉強し、医師にも相談して疑問点などを確認してから、実際に治療を受けるようにしましょうね!