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公開日:2021/02/05
最終更新日:2021/05/26

EL法のQ&A

記事監修

末武信宏
国立岐阜大学医学部
順天堂大学大学院医学研究科博士課程において学位取得,日本美容外科学会 認定専門医,国際抗老化再生医療学会 認定指導医

投稿日:2021年2月5日 更新日:

Contents

EL法 Q&A

EL法 Q&A

Q.EL法が不適応な人はいますか?

A.原則としまして全ての方に治療可能です。
すそわきが手術をされたことがある方やミラドライ、ビューホットを受けられて再発した方でも問題なく受けられます。
VIO領域に皮膚疾患等がある方につきましては、治療ができないこともあります。

Q.EL法のダウンタイムを教えてください。

A.毛穴に直接針を挿入して加熱するため、挿入部位の一時的な赤みが起こることがあります。
手術と異なり固定は不要です。
治療部位に熱を加えるため当日の長時間の入浴、サウナ、水泳は控えていただきます。
局所麻酔による内出血が出る可能性がありますが1週間以内に内出血は消えます。
ビューホットのように点状の瘡蓋形成が長期に認められたり色素沈着が残る可能性はほとんどありません。

Q.EL法の効果は永久的ですか?

A.理論的にも実践的にもすでに30年以上の歴史がある安全性の高い治療で治療法の改良や機器の改良もあり長期予後の確認が取れている唯一の治療法で永久的効果は期待できます。
しかし、単回の治療では永久的効果が期待できない場合もあります。

Q.どうしてEL法は普及していないのでしょうか?

A.EL法は、あらゆる治療法の中で手技の修得が最も困難で機械任せに行う治療では無く経験豊富な熟練した専門医による施術が必ず必要となるため普及していません。
また、熟練した医師が行わないと治療に長時間要するため、医療機関側の収益性が悪く、採用されていません。
あらゆる治療法の中で最もダウンタイム、痛みが少なく永久的治療効果が期待できますが、治療を担当する専門医がほとんどいないというのが最大の欠点です。

Q.EL法を受けるとVIOの毛は脱毛されますか?

A.やや毛量が減少することがありますが、脱毛状態の調整は容易に可能で毛を残すことも確実に脱毛することもご希望に応じて可能です。

Q.EL法施術後のケアはどうすればよいでしょうか?

A.特別なケアは不要です。
炎症抑制のため冷却を当日は行っていただきます。
・施術後、腫れや炎症を抑制する目的でステロイド軟こうを塗布していただくことがあります。
・施術後の当日のサウナと水泳は控えていただきますが他のスポーツは行っていただいても問題ありません。

Q.EL法の治療時間を教えてください。

A.デザイン、麻酔、電子エネルギー照射、冷却など術後の処置を含めて、30-40分程度です。(治療範囲によって時間は異なります。)

Q.EL法施術中は痛みがありますか?

A.局所麻酔を行うため施術中の痛みはありません。

Q.施術後、通院の必要はありますか?

A.施術後には特別な処置は不要ですので通院は不要です。
しかし、複数回の治療で完治を目指しますのでコース治療をお勧めします。

Q.施術の効果はすぐに現れますか?

A.施術直後から効果を感じられます。

Q.VIO脱毛をエステで受けていますが、EL法の施術を受けられますか?

A.ELの施術は、直近の脱毛施術から1週間ほど空ける必要があります。また、EL法治療後は、約3か月間は脱毛施術を受けることを控えてください。

Q.EL法を受けて後遺症は将来出ませんか?

A.スソは重要な神経が皮下直下に認められず 神経損傷など重篤な後遺症を起こしにくい場所です。
EL法は皮膚へ針を刺入する治療ではなく、過去に行われていた電気脱毛のように毛穴に絶縁針という特殊な針を挿入して高周波で熱を発生させ汗腺をピンポイントで破壊する治療で正常皮膚へのダメージを極限まで抑えていますので熱傷、神経損傷、瘢痕などの後遺症などはこれまでも一切報告されていません。

Q.子供でも治療は可能でしょうか?

A.スソワキガの治療には中学生以下の子供様の治療はお勧めしません。
成長期のお子様の汗腺は発達途中であり効果がかなり劣り再発率が高いためです。

Q.施術後 傷痕は残りませんか?

A.傷跡は残りません。
しかし、一時的に毛穴に一致した赤みや色素沈着が出現することがありますが必ず消えます。
類似の治療を電気分解法と称して看護師が施術を行う施設ではトラブルが生じていることが報告されています。

Q.コースの場合、治療期間はどの程度あける必要がありますか?

A.2か月間隔をあけていただければ問題なく施術可能です。

Q.次の施術までの期間が開いてしまったら効果が悪くなりますか?

A.治療は足し算効果になりますので治療期間が長期に開きましても効果が悪くなることはありません。

Q.針を使用することで衛生面は大丈夫でしょうか?

A.患者様一人一人に専用の絶縁針を使用しロット番号を振り分け名前と番号をタグ付けして専用容器に入れて厳重に管理します。
また、施術を受ける全ての患者様に血液検査をお願いしてB型肝炎の感染症などキャリアのチェックや糖尿病の有無や生化学検査で問題ないかチェックします。
このため衛生管理上に問題が起こることはまずありません。

Q.EL法を受ける前には患部の毛は剃った方が良いのでしょうか?

A.施術は脱毛された状態のほうが毛穴がわかりやすくスムーズにいきます。
可能でしたら毛は剃っていただければ治療時間も短くより効率的に治療が可能となります。

Q.麻酔の副作用が怖いのですが大丈夫でしょうか?

A.EL法は左右2つのパートに分けて治療を行うため、各パート10-15分程度で終了します。
このため麻酔が効いている時間が15分あれば十分で、低濃度のキシロカインを麻酔時に痛みが極力出ないようPH調整して使用します。
一般的には1-2%のキシロカインを使用しますが、EL法では0.2%の濃度を 20cc程度。
ミラドライやビューホットでは長時間の治療で高濃度かつ大量(40-60ccほど)に麻酔薬を使用することと比較しますと極めて安全に麻酔を受けていただけます。

電気の力ですそわきがを改善!「EL法」の疑問に答えます!

「EL法」の疑問
デリケートゾーンの臭いに関する悩み「すそわきが」の治療法に「EL法」があります。
「EL法」とは「電気分解法」または「電気凝固法」と呼ばれる治療法で、毛穴に細い特殊な針を挿入し、すそわきがの原因であるアポクリン汗腺に高周波エネルギーを照射して、アポクリン汗腺をピンポイントで破壊します。
このように書くと「EL法」に危険はないのか、心配になるかもしれません。
そこで今回は、すそわきがの治療法「EL法」について、多くの人が抱いている疑問についてお答えしていきます!

すそわきがの治療法「EL法」は誰でも受けられる?

毛穴に針を挿入し、そこから高周波エネルギーを照射してアポクリン汗腺を破壊する「EL法」。
その治療法から、年齢や肌の調子など、受けるには制限があるような気がしてしまいますよね。
はたして実際はどうなのでしょうか?

「EL法」は原則としてすべての人が治療可能!しかし一部例外もあります

「EL法」は原則として、すべての人が治療を受けられます。
すそわきがの治療法である「ミラドライ」や「ビューホット」を受けたけれども再発してしまった人でも、新たな治療法として施術を受けられます。
ただしVIOゾーンに皮膚疾患がある人は、施術を受けられない可能性がありますので、あらかじめ医師に相談してみてください。
またエステなどでVIOゾーンの脱毛を受けた人は、直近の脱毛施術から1週間ほど間を開けてから「EL法」の施術を受けることをおすすめします。
そして「EL法」の治療後は、約3ヵ月間は脱毛施術を受けるのは避けるべきです。

「EL法」は成長期の子どもにはあまりおすすめできない

すそわきがの治療として「EL法」の施術を受けるのは、中学生以下の子どもにはおすすめできません。
危険だから、というわけではなく、成長期の子どもの汗腺はまだ発達途中のため、単純に「EL法」の効果が薄いためです。
また子どもが「EL法」を受けても、すそわきがが再発する可能性が高いのも、成長期の子どもに「EL法」をおすすめしない理由です。

「EL法」施術当日でもスポーツなどは可能!

「EL法」の施術後は、炎症抑制のため当日は冷却を行い、場合によっては炎症や腫れを防ぐためにステロイド軟膏を患部に塗ります。
しかしそれ以外の特別なケアは不要であり、施術当日にスポーツなども行えます。
ただし水泳を行ったり、長時間の入浴やサウナに入ったりするのは、施術当日は避けた方が良いでしょう。

すそわきがの治療法「EL法」で得られる効果は?後遺症も心配!

「EL法」は、理論的にも実践的にも30年以上の歴史のある治療法です。
そのため効果は実証されており、さらに治療法や治療機器の改良もあって、より効果も安全性も高まっている、と言えるでしょう。
そんな「EL法」の具体的な効果と治療期間、そして誰もが心配な後遺症について、ご説明します。

「EL法」で得られるすそわきが治療の効果はほぼ永久的!

「EL法」は30年以上の歴史がある治療法のため、長期にわたって効果が続く事実が立証されています。
ただし先にも述べましたが、成長期の子どもの場合は「EL法」を受けても再発する可能性があります。
また1度だけの治療だと永久的な効果が期待できない場合もありますので、完治のためにはコース治療で複数回の施術を受けると、より効果が高まります。

「EL法」の施術時間は1回数十分程度!

「EL法」による施術は、施術範囲のデザインから麻酔、高周波エネルギーの照射、術後の冷却などの時間を含め、1回30分~40分程度です。
コース治療の場合は、あまり短期間に連続して治療を受けることはできず、治療と治療の間には2か月ほど間隔を空ける必要があります。
スケジュールによっては、2か月以上治療の間隔が空いてしまうかもしれません。
しかし治療効果は間隔が長期に渡って空いてしまったからと言って、減退するわけではありませんので、自分のペースで治療を継続できるのも嬉しいですね。

「EL法」による深刻な後遺症はこれまで報告されていない!

すそわきがの現場となるデリケートゾーンの「すそ」部分は、重要な神経などが皮膚の下には通っていないため、毛穴に針を挿入する「EL法」のような治療法でも神経の損傷などは起こしにくい場所です。
また高周波エネルギーでピンポイントにアポクリン汗腺を破壊するため、皮膚へのダメージも大きく抑えられます。
そのため、熱傷、神経損傷などの後遺症はこれまでのところ報告されていません。
一時的に毛穴に赤みや色素沈着が出現する場合はありますが、一定期間で消え、傷跡が残るようなこともないので安心ですね。
施術に使用する針も、患者1人1人に専用の針を使用し、取り違えなどが起こらないように厳重に管理されています。
また施術前に、患者に血液検査を受けてもらい、B型肝炎などの感染症のキャリアチェックや、糖尿病の有無などもチェックします。
そのため衛生管理上にも問題が起こることはありません。

すそわきがの治療法「EL法」を受けられる病院は貴重な存在!

すそわきがの治療効果が高く、後遺症などの心配もほとんどないのが「EL法」です。
まさに理想的な治療法、と思えるかもしれませんが、実は「EL法」はそこまで普及しておらず、なかなか施術を受ける病院が見つからないかもしれません。
その理由は「EL法」が、毛穴の1つ1つに針を挿入してアポクリン汗腺を破壊する施術のため、経験豊富な熟練した専門医でないと施術が難しいためです。
また熟練した専門医でないと、治療に時間がかかりすぎるために医療機関の収益性も悪くなってしまうのも、なかなか「EL法」が普及しない原因です。
「EL法」は、すそわきがのあらゆる治療法の中でもダウンタイムや痛みが少なく、効果が高い治療法です。
そのため少々距離が離れていても「EL法」を受けられる病院があったら、すそわきが治療の選択肢に入れておくことをおすすめします!

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