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公開日:2024/06/14
最終更新日:2024/06/14

遊離肘状管フラップを用いた腟再建術後の性機能と長期成績

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遊離肘状管フラップを用いた腟再建術後の性機能と長期成績
遊離肘状管フラップを用いた腟再建術後の性機能と長期成績 (原題:Sexual Function and Long-Term Results Following Vaginal Reconstruction with Free Vascular Jejunal Flap)
ミュニレ・エルマン・アカル医学博士、エメル・エズカン医学博士、エズレネン・エズカン医学博士、タネル・コラク医学博士、オメル・ゲチチ医学博士
The Journal of Sexual Medicine, 第10巻, 第11号, 2013年11月, ページ 2849-2854, https://doi.org/10.1111/jsm.12274
発行:2013年11月01日

はじめに

遊離血管空腸フラップを用いた腟再建術後の性的適応と長期成績はあまり知られていない。

目的

本研究の目的は、遊離空腸血管フラップによる腟再建術を受けた患者の性的適応と長期成績について調査することである。

方法

2005年から2011年の間に空腸血管フラップによる腟再建術を受けた16~31歳(平均23.5歳)の女性34人を対象とした。再建の適応は以下の通りであった: Mayer Rokitansky Kuster Hauser症候群(29例)、孤立性腟無端症(2例)、アンドロゲン不感症症候群(2例)、および(1)婦人科腫瘍外科手術歴。

主要評価項目

周術期の成績、合併症、性機能の満足度、新腟の長さと幅を評価する。

結果

すべての手術は術中合併症なく終了した。3人の患者は術後グラフトの静脈の障害により再手術を要した。フラップの成功率は100%であり、どの症例にも感染はみられなかった。平均追跡期間は50ヵ月(20ヵ月から87ヵ月)であった。平均的な腟の深さと直径は全例で満足のいくものであった。術後、6例が空腸分泌過多を、1例が粘膜脱を、1例が腟狭窄を訴えた。新腟脱は小手術で修復された。27人は既婚で性的に活発であった。20人の患者が性機能に関するアンケートに回答した。性機能は女性性機能指数(FSFI)を用いて評価した。11人の患者が術後の性生活に満足していた(FSFIスコア≧25)。

結論

我々の結果によれば、遊離空腸血管フラップを用いて満足のいく性機能が達成された。
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