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公開日:2021/03/29
最終更新日:2021/05/18

軟性下疳(なんせいげかん)

記事監修

末武信宏
国立岐阜大学医学部
順天堂大学大学院医学研究科博士課程において学位取得,日本美容外科学会 認定専門医,国際抗老化再生医療学会 認定指導医

記事監修

丹羽咲江
名古屋市立大学医学部
日本産科婦人科学会産婦人科専門医,日本性科学会 幹事,日本性科学会認定セックスセラピスト

投稿日:2021年3月29日 更新日:

軟性下疳(なんせいげかん)
 
 
性 病
潜伏期間
自費検査料金例(税込)
軟性下疳 4日から7日 ※検査は行わないのが一般的
※性感染症の診療は保険が適用になる可能性がございます。詳しくは医院へご相談下さい。

軟性下疳について

軟性下疳は、日本ではほとんど見られないものの、東南アジアやアフリカ、南米などに多い性感染症です。
近年は、アメリカでの蔓延も報告されています。
軟性下疳菌に感染することで発症し、潜伏期間は4日から7日ほど。感染すると男女とも性器の外陰部に豆粒ぐらいのコブができます。その中央が化膿してつぶれると、強い痛みをともなう潰瘍となり、その病変部の血液や膿に存在する菌を介して周辺に潰瘍が多発するのです。痛みのあまりセックスができないという人が多く、パートナーへはさほど感染しません。
軟性下疳に罹患すると患部に潰瘍が広がるため、HIVに感染しやすくなる、HIVを感染させやすくなるとされています。

軟性下疳の症状

軟性下疳では、男女を問わず陰部に小豆大程度のコブができます。
その中央が化膿してすぐに破れ、ふちがぎざぎざの浅い潰瘍になります。潰瘍に存在する軟性下疳菌によって周辺に潰瘍が広がるため、感染者の約半数は感染後2週間から3週間程度で鼠径部のリンパ節が赤く膨張し、膿を排出します。この際の激しい痛みが、軟性下疳の特徴です。

軟性下疳の治療

軟性下疳の治療に際しては、数種類の抗菌薬が有効だとされています。
セフトリアキソン(筋注1回)、アジスロマイシン(経口1回)、シプロフロキサシン(経口3日)、エリスロマイシン(経口7日)などの抗菌薬を使用して感染症を抑えている場合は、外科的手術による膿の排出などが行われることもあります。治療には最低でも1週間から2週間かかるとお考えください。

感染の可能性が高い人

避妊具を利用せずに海外で性行為を行う人
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