自費検査料金例(税込) | ||
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細菌性腟症 | 原因菌によって異なる | ・銀座ひかりクリニック…3,300円 ・パーソナルヘルスケアクリニック…4,500円 ・池袋GOHクリニック…5,000円 |
細菌性腟症について
細菌性腟症は、カンジダと同様、健康な人の腟内に存在する常在菌のバランスが崩れたり、腟内環境が乱れることで発症する疾患です。特定の原因細菌はなく、カンジダやトリコモナスをのぞく複数の細菌が異常に繁殖することが原因で、症状が出ます。発症のリスクを高めるのは、腟内環境を乱すような過度な性行為、不衛生な性行為などですが、腟内をきれいにしようと洗いすぎることで環境バランスが崩れてしまう可能性もあります。また、強い抗生物質の使用によって、腟内の常在菌が死滅し、雑菌が異常繁殖するケースも否定できません。
細菌性腟症では腟に独特の悪臭が発生しますが、おりものの量などに変化がなく、かゆみや痛みといった症状がないため、気づかずに放置している人が少なくありません。ただし、悪臭があるため、性行為において忌避される性感染症のひとつです。
細菌性腟症を予防するためには、デリケートゾーンの衛生状態を維持することが重要です。
細菌性腟症の症状
おりものに魚の生臭さのような悪臭が出たり、灰色になったり、さらさらになるといった症状が出ます。また、外陰部に軽いかゆみや腫れが出る可能性もあります。これらの症状は腟トリコモナスやカンジダ症と似通っており、原因となる特定の菌がないため、判断しにくい病気です。
細菌性腟症で繁殖した雑菌が子宮頸管を通って子宮内膜炎を引き起こしたり、雑菌の移動で卵管炎や骨盤腹膜炎などを引き起こす可能性も否定できません。また、骨盤内炎症性疾患といった重篤な合併症、妊婦の羊膜の感染症、早産、分娩後または流産後の子宮感染症などを引き起こすリスクもあります。
細菌性腟症の治療
おりものの悪臭といった症状が出た場合、おりものや子宮頸部の分泌液のサンプルを取り、感染症を引き起こす微生物の有無を確かめます。細菌性腟症と判断された場合は、メトロニダゾール、クリンダマイシンなどの抗菌薬のゲル剤もしくはクリームの塗布、内服で治療を進めていきます。望ましい治療法はメトロニダゾールの内服ですが、まれにメトロニダゾールで全身に副作用が出ることがあるため、妊婦にはメトロニダゾールを腟用のゲル剤もしくはクリームとして投与するのが一般的です。クリンダマイシンのクリームを治療薬として用いる場合は、ラテックス製のコンドームやペッサリーを弱める可能性がありますので、ご注意ください。
細菌性腟症の治療は通常2日から3日程度で終わりますが、再発する可能性が高い病気でもあります。何度も再発する場合、抗菌薬を長期的に利用しなければならないかもしれません。
感染の可能性が高い行為
不特定多数(もしくは女性間)でのセックス、子宮内避妊器具(IUD)の使用感染の可能性が高い人
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