自費診療検査費用例(税込) | ||
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性器ヘルペス | 3~6週間 | ・ノワール大宮クリニック…3,300~8,800円 ・パーソナルヘルスケアクリニック…7,000円 ・神田西口クリニック…6,980~9,980円 ・まめクリニック…8,580円 |
性器ヘルペスについて
性器ヘルペスは、性器や性器周辺の病変部と接触することで発症する性感染症のひとつです。原因ウイルスは口唇ヘルペスと同じ単純ヘルペスのひとつで、単純ヘルペス2型が主になります。一般に、性器や肛門に症状が出るため、性器ヘルペスと呼ばれます。
口唇ヘルペスを発症する原因は主に単純ヘルペス1型ですが、このウイルスが性器に感染すると、性器ヘルペスを引き起こす可能性があります。口唇ヘルペスを発症している場合は、オーラルセックスなどでパートナーに性器ヘルペスを感染させないことが大切です。
性器の粘膜や分泌物、病変部などに存在するウイルスは、皮膚や粘膜などにある、目に見えないほどの小さな傷からも感染します。また、感染者に症状がないときにも、性器の皮膚や粘膜にはウイルスが存在し、性的な接触をすれば感染します。
女性の場合は特に、性行為の摩擦で腟内に小さな傷ができやすく、性器ヘルペスの感染リスクが高くなります。治療を行わなくても2週間から3週間ほどで症状が消えますが、一度性器ヘルペスに感染してしまうとウイルスの完全な排除は不可能です。このため、体力が落ちたり、免疫力が低下したときに再発を繰り返すことがあります。
性器ヘルペスを予防するためには、口唇ヘルペスや性器ヘルペスに罹患し、単純ヘルペスを排出している相手と直接的な性的接触をもたないようにする他ありません。
しかし、口唇ヘルペス、性器ヘルペスに感染しているにもかかわらず、症状がない場合もあります。自分はもちろん、パートナーも検査を受け、ウイルスを保有していないと確信できる場合以外は、セックス時にはコンドームを使用するようにしましょう。
ただし、コンドームを利用すれば性器ヘルペスを完全に予防できるわけではありません。広範囲な病変がある場合は、感染する可能性がありますのでご注意ください。
性器ヘルペスの症状
性器ヘルペスに罹患すると、男女を問わず、性器に多数の水疱ができます。水疱は1mmから2mm程度の大きさでかゆみがありますが、3日から5日ほどすれば破れて結合し、潰瘍になります。潰瘍になった段階で痛みが出始め、水疱ができてから1週間前後でもっとも痛みが大きい状態になります。
高熱が出たり、あまりの痛みに排尿や歩行すら難しくなるケースもありますが、初めて感染した場合は、感染したことに気づかないほど軽度ですむ例も報告されています。
再発時は初めて感染したときとほぼ同じ部位に浅く潰瘍ができますが、さほど重症化せず、1週間以内に症状が消えるケースが少なくありません。
ヘルペスの性病検査ページをご覧ください。
性器ヘルペスの治療
性器ヘルペスの潜伏期間は、3日から1週間程度です。治療にはアシクロビルを使用します。アシクロビルには副作用がほとんどなく、耐性ウイルスも日本では見つかっていません。症状が強い場合は、アシクロビルを経口もしくは静注で投与し、全身療法を行います。再発型のような軽い症状に対しては軟膏タイプも有効です。
性器ヘルペスの治療薬
性器ヘルペスは無治療でも2~4週間で治癒しますが、抗ヘルペス薬を服用すると治癒期間が短縮します。性器ヘルペスウイルスは感染すると神経節に潜伏します。初感染時に抗ヘルペス薬で徹底的に治療し、潜伏する性器ヘルペス遺伝子数を減らすことが再発頻度を減らすことにつながります。
① 初発例の薬剤投与
1) バラシクロビル錠(バルトレックス®500㎎)1回1錠1日2回を7日間。
2) ファムシクロビル錠(ファムビル®250㎎)1回1錠1日3回を7日間。
3) アシクロビル錠(ゾビラックス®200㎎)1回1錠1日5回を7日間。
※現在では、服用回数の少ないバラシクロビルによる治療が第一選択です。3つの薬剤は1日の服用回数が異なるだけで効果は同程度です。
② 初発時の重症症例
・注射用アシクロビル5㎎/kg/回を1日3回、8時間ごとに1時間かけて1週間点滴します。
③ 再発例の治療
1) バラシクロビル錠(バルトレックス®500㎎)1回1錠1日2回を5日間。※再発例は発症後24時間以内に服用しないと効果が得られません。局所の違和感など、再発の兆し前に服用することで予防できることもあるため、常時薬を携帯し早めに服用すると良いでしょう。
*外用薬は殆んど効果が期待できません。
感染の可能性が高い行為
セックス、オーラルセックス、口と口の接触、性器どうしの接触、病変部への接触、母が感染した状態での出産ヘルペスのtwitterの口コミをまとめてみました。