自費診療検査費用例(税込) | ||
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トリコモナス腟炎 | 10日~数か月 | ・銀座ひかりクリニック…3,300円 ・大宮駅前婦人科クリニック…4,400円 |
トリコモナス腟炎
トリコモナス腟炎は、トリコモナス原虫に感染することで発症する性感染症です。トリコモナス原虫に感染する原因は性行為が主ですが、下着やぬれたタオル、トイレの便座、浴槽など身近なものが感染源になる可能性もあります。これは、トリコモナス原虫が水の中で数時間生存できるためです。
トリコモナス原虫は、腟に侵入して10日ほどで症状を引き起こすこともあれば、そのまま数ヶ月腟や子宮頚部にとどまることもあり、潜伏期間には個人差があります。感染者の約半数が症状のないまま数ヶ月を過ごすため、感染した時期や経路の特定は難しく、感染に気づかないままパートナーを感染させてしまう可能性があります。
トリコモナス腟炎を予防するためには、性行為の際、コンドームを着用することが重要です。
トリコモナス腟炎の症状
感染後、症状が出るまでの期間は10日から6ヶ月。症状としては、緑色や黄色の泡状のおりものが大量にみられたリ、生臭い匂いをともなったりします。また、性器周辺のかゆみや灼熱感、腟の発赤、圧痛などがあり、性交の際の痛みにつながることもあります。膀胱が感染すれば、排尿に際しても痛みを感じるでしょう。トリコモナス腟炎が骨盤内炎症性疾患や早産の原因になる可能性もあります。
男性が感染した場合は、症状が軽度なことが多く、気づかない人が大半です。排尿時にほぼ気づかない程度の痛みがあったり、排尿の回数が多くなるといった症状がありますが、尿道の感染だけなら排尿時に洗い流される可能性もあります。
トリコモナス腟炎の治療
トリコモナス腟炎の場合は、男性に自覚症状がほとんどありません。女性の治療を行うなら、それと同時にパートナーの治療も行いましょう。ほとんどのケースにおいて、抗菌薬(メトロニダゾールまたはチニダゾール)を1回服用すれば治癒します。ただし、これらの薬を服用後にアルコールを接種すると、吐き気や嘔吐、けいれん、頭痛、紅潮などを感じることがあるため、服用後は少なくとも72時間は飲酒を控えなければなりません。
また、治癒するまでは性交時のコンドーム使用が必要です。治療に最低でも1週間から2週間ほどを要しますので、ご注意ください。
トリコモナス腟炎の治療薬
トリコモナス腟炎の治療薬には、メトロニダゾール、トリニダゾールなどが使われます。メトロニダゾールはフラジール®、トリニダゾールはハイシジン®などの商品名で販売されています。メトロニダゾールとトリニダゾールは類似薬で作用機序や効能も似ており、共に内服薬と腟錠(腟坐剤)があります。日本性感染症学会のガイドラインでは、女性も腟だけでなく尿路への可能性から経口剤を必須です。メトロニダゾール250mgを1日2錠10日間、1500㎎単回の経口投与を勧めています。
経口投与が難しい例では、腟錠(腟坐剤)の単独療法、難治例や再発例ではメトロニダゾールの経口投与と、腟錠(腟坐剤)による局所療法の併用を10日間行います。
臨床的に腟錠(腟坐剤)を腟内に挿入する治療法で完治するケースが多いため、トリコモナス腟炎に対して腟錠(腟坐剤)のみの腟内投与が一般的に行われています。
感染の可能性が高い行為
セックス、性器どうしの接触感染の可能性が高い人
不特定の相手と性行為をしている人、性行為のパートナーが多い人、不衛生な道具を使ってセックスする人トリコモナス治療のtwitterの口コミをまとめてみました。