自費検査料金例(税込) | ||
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クラミジア(性器クラミジア・咽頭クラミジア) | 1~3週間 | ・山の手クリニック…8,800円 ・あおぞらクリニック…8,800円 ・パーソナルヘルスケアクリニック…4,500円 ・千葉クリニック…5,000円~7,000円 |
Contents
クラミジアについて
クラミジアは、咽頭、腟、子宮頸管部や尿道分泌物の中などに存在するクラミジア・トラコマチスへの感染によって発症する性感染症です。粘膜どうしの接触や、腟・尿道からの分泌物に接触する性行為などで感染するため、性器の内側が粘膜に覆われている女性の感染率が高くなっています。コンドームを着用しない場合、1回の性行為で感染する可能性は約5割ともいわれており、もっとも感染しやすい性感染症のひとつといってよいでしょう。
実際に老若男女を問わず感染が報告されていますが、男女ともに症状が軽かったり自覚症状がないため、感染に気づかず放置している例が多数です。気づかぬうちに自分が感染源となってしまう、感染が拡大しやすい性感染症としても知られており、女性の場合は特に、妊婦検診で初めて感染が発覚するケースが増えています。一般妊婦の感染率が約3%から5%と高いのが、クラミジアの特徴といえるでしょう。
クラミジアの症状
クラミジアは、男女間で症状の出方に若干の差があります。男女ともに無自覚の場合が多数ですが、男性には症状として表れるケースも多く、女性よりも感染に気づきやすいといえるでしょう。・男性の場合
感染するのは主に尿道・精巣上体で、軽度な症状しか出ないケースも多く、感染に気づかないことがあります。症状は陰部のむずがゆさや不快感、少量の分泌物のほか、排尿時やセックス時の痛みなどで、さほど強いものではありませんが、治療しないまま放置してしまうと症状が悪化したり、精巣上体炎や男性不妊症につながる可能性があります。
さらに、粘膜の炎症によって、HIVをはじめとする他の性感染症に感染するリスクが高まります。
・女性の場合
感染するのは主に子宮頸管や子宮、卵管、卵巣ですが、通常は症状がなく、感染に気づかないケースがほとんどです。おりものの量の増加、外陰部の軽いかゆみや腫れ、排尿時やセックス時の軽い痛みといった症状が見られますが、症状としては軽いものばかりです。クラミジアの感染に気づかず放置すると、症状の悪化はもちろん、卵管炎や腹膜炎、子宮外妊娠、不妊症などの原因につながりかねません。また粘膜が炎症することで、HIVをはじめとする、他の性感染症の感染リスクも高まります。
クラミジアの性病検査
クラミジアの治療
クラミジアでは主に、テトラサイクリン系薬、マクロライド系薬、およびニューキノロン系の抗菌薬が用いられます。男女間で互いに感染させ合う、いわゆるピンポン感染を防ぐため、男女同時に治療することが大切です。感染してから症状が出るまでに1週間から4週間、治療には最低でも2週間かかります。
クラミジアの治療薬
マクロライド系であるアジスロマイシンは、海外では最大量の2000mgを1回飲めば約90%の感染が治るため、非常に多く使われています。国内では1回1000mgの単回投与が臨床現場では多く選択されています。単回投与でも、薬が血液中に吸収されると白血球に取り込まれ、1〜2週間体内を循環しクラミジア感染細胞近くで放出されるため、1回の服用で効果が1~2週間持続します。・ニューキノロン系である シタフロキサシン、レボフロキサシン
・テトラサイクリン系である ミノサイクリン、ドキシサイクリン
感染の可能性が高い行為
セックス、オーラルセックス、性器どうしの接触、母が感染した状態での出産感染の可能性が高い人
不特定の相手と性行為をしている人、性行為のパートナーが多い人、オーラルセックスを好む人、コンドームを着用せずにセックスする人似たような症状がある病気
・咽頭淋菌感染症・性器淋菌感染症
クラミジア治療のtwitterの口コミをまとめてみました。